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ドリンクholic  作者: 鹿目
四章
10/12

畜生がよぉ!

---ガレージのどこか---


カミキ「こんな薄暗い所にとじこめられて身動きも取れねぇ。」

閉じ込められてどれくらいだろう、無機質な部屋で太陽の光すら入ってこない。

脚と腕には電気仕掛けの手錠がかけられている。

カミキ「芋虫みたいに地面を這いつくばりすぎて普段使わねぇ筋肉が痛いわ」

一人で喋るが誰も答えない。

カミキ「さみしいのは嫌いだわ」

たまに気まぐれで双子共が喋ってくれるが、今は別の用事とか抜かしていた。

カミキ「警察とか今どうなってんのよ(怒)」

怒りの力で手錠を破壊できるかと思ったが不可能だった。

カミキ「うっぜぇ、ちっ」

力ではどうしようもなかった。

電気錠は開けられない。

今いるこの部屋のドアは電気で制御されていて電気を流せば開きそうだ。

リスクを冒して双子がいないうちに逃げるべきか...。

カミキ「外の様子がわかれば希望が見えるんだけどなぁ」


そんな時、大きな金属音が聞こえた。

カミキ「あの双子何やってんだ?」

その後も爆発音が聞こえ、何かが燃えるようなにおいが漂ってきた。

カミキ「やべぇこんなところにいちゃあ一酸化炭素で死ぬかもしれねえ」

においを嗅いで、今自分の命があの二人によって脅かされると思った。

毒ガスで殺されるのだろうと悟った。

カミキ「手錠はもういい逃げてやる。」


スリスリ バチン!

手のひらを擦り電気を発生させて、過剰電流をドアの制御に流し脱出した。

廊下は続き、同じドアがいくつも連なり続いていた。

カミキ「わかんねぇけど片っ端からあけてみっか」



---関門2 ガレージ---



カートに乗り、先にあるゴールラインを目指すというシンプルなルールだ。障害物を乗り越えてゴールする。途中に小さなフラグがあってそれを取ると加速できる仕組みだ。

周囲にはカメラがあり、大きな映像がある。そこにはコメントが流れていた。

生中継されているようだ。

どうもあの双子が勝つか、僕が勝つかを賭けているらしい。


双子女「会場が静かだね、BGMと効果音とエフェクトもつけよう!」

カートとステージがゲーミングカラーになった。ガレージ内の照明が暗くなった。仕掛けも見えにくい。

双子男「始めたいところだけど、今ちょっと面白いことになってるから休憩してていいよ、もう一個カートの準備してくるね。」

プルトン「もう一個?誰か来るのか?」

双子男「そうだよ2週間前のマウス「「子」」がこっちに来てるみたい」

マウス?人間か?隠語か?



---ガレージを繋ぐ廊下---



カミキ「全然どこの扉も出口に通じてねぇな」

廊下は先が見えないほど長い、何が仕掛けられてるかもわかんねえし焦る。

もし他につかまっている奴がいてそいつが火元を作ったんなら、煙をたどればそいつに会えるかもしんないな。

絶望してたが、わずかな希望を手繰っていくしかねえ!

走ってウキウキしていた。だがその前にこの建物の中を調べたいと思った。

そもそもここは地上かどうか、時間は何時か、建物の構造。今後重要になりそうなものを探ろうか。

廊下はあまりにも長い、おそらく地上か地下だろう。ガレージには窓がないのは地下だからではないか?

裏付けになりそうだ。

煙の発生源の部屋を見つけた。そこに入ると学校を再現した広いエリアになっていた。床は水浸しだ。

1階には機械で使われていたネジやボルトが落ちており。いくつかを盗んだ。

閉じ込められてからあの双子は顔も出さねえ。

放送室の設備を使っているのかと思いそこに入ると、このガレージの図面や捕まっているもう一人の身体的特徴について書かれていた。

あの以前にニュースになったドリンクを飲んで能力を得たようだ。自分とは似ているが決定的に違うのは、この人間は自然に能力を身に着けたタイプだが、自分はそのドリンクとは違うものを飲んだ。それはドリンクではなく薬品だった。あの二人は試作品を飲ませたのだ。そっからは色々試験をさせられた。

どうもあの二人は「能力は個人の素質があるけど、君のは汎用性が高くて色々研究しがいがあるね!」と言っていた。倫理観ねぇな。

急に放送だ。

双子男「マウスちゃーん、1階の給食室の近くに扉があるからこっちに来てー!」

とりあえず図面などの資料を持ち向かうことにした。


---???---

俺はこの力を偶然の産物としてではなく、完全に仕組みを理解し利用させていきたいと考えた。

学内では「結社」のメンバーを2人増やした。

彼らは俺が盗んだドリンクの栄養成分を解析し、人間にどのような変化を生じさせたのかに注目した。

この二人は遺伝子工学に精通しており。生き物の遺伝子をドリンクに晒す前と晒す後の変化をコンピュータに読み取り変化を何度も観察した。

放射性物質は見えない弾丸のように体の遺伝子情報を破損させる。そして破損した部分を再構成しているようだ。大まかな仕組みはそういう流れだ。

その再構成は個人差がありその違いは大きな変化を加えているのかもしれない。

この力を管理し軍事利用する事を大まかな目的である。

結社とは言っているが実際はサークルと形は変わりはないので、研究の支援をしていただくため教授の許可を得ているのだが、教授は俺の身の上を知っているので「独創性があって面白い」という理由で支援しているがこの本来の目的は伝えることはできないだろう。まだもう少しくすぶることになりそうだ。

物語を続けると以前の要素を再構成して話をつなげていくので面白いですね。

続きを書きやすくするには自分が面白いと思う要素をその場その場で出すと長続きしやすそうな気がします。

ゴールは決まっていますのでその過程をしっかり決めていきたいですね。

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