娘が成人式参加中(リアタイ)
おはようございます。稲村某で御座います。朝から色々と動き回ってる為、考え考え書いてますが……
……元ニートの稲村某。ですが、何だかんだありながら娘が遂に、立派な成人の日を迎えられました。ああ、ありがたや。ありがたや。終わり。
じゃねぇよ。まだ式典始まってねぇよ。十時からだよ。そんな感じです(現在12日9時45分)。それにしてもうちの娘は他の子と違って突出するような美形でもなく、極めて普通の娘です。だがしかし、中身はやはりわが娘。
「ママみたいに代表やりたい!」
嫁は自分の式で成人代表の祝辞を読み、その事が偉く気に入っていた娘。自分もやりたいと言い、嫁はすぐに市のホームページを調べ受け付け先を教えたそうで。
「……誰も立候補してなかったから、是非お願いします、って」
だ、そうで毎晩自分で原稿を書き、俺と嫁に「腹式呼吸!」「頭のてっぺんから声出せ!」「視線上げて!」と言われながら読み返していた。よくやるわ、ホントお互いに……でも、稲村某はスピーチ大得意&大好きで、嫁も似たようなタイプである。
さて、会場前に集う二十歳の皆様は晴れやかな表情をなさっている。その中で娘は特に目立つような存在ではないが……式が進めば一番目立つ場所で、一番注目を集めるんじゃなかろーか。何せ、壇上に挙がりマイクの前に立ち、成人代表として挨拶を述べるのである。何とも言い難い……親として本当に痛快な瞬間も、あと少し待たなきゃならん。
……あ、そろそろ会が始まります。携帯はマナーモードにしましょ。では、今年成人式を迎える皆々様、そしてその保護者の皆様。おめでとうございます、そして、お疲れ様です!!
因みに振り袖を着ている皆様、椅子に座ると裾引きずりますよ? 良く注意して膝の上に載せましょう。それと襦袢は見えないようにしてください。嫁が横でヒーヒー言ってうるさいのよ……
「あーっ! うちの◯◯も裾引きずってるぅ!!」
「……気にしても、もー遅いよ。諦めろ」