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4話。それぞれの武器

書けば書くほど、これで良いのかと思ってしまう…けどどうしても最後まで書きたいので頑張ります…

拙い文章ですが、読んでいただけると幸いです。

話が終わり、静かになった頃。

「あらかた終わったみてぇだな。」

「僕達の…自己…紹介…」何処かで見ていたかのようなタイミングで、2人?が入ってきた。

「こいつは“コハク”俺様の主だ。ハクって呼んでやってくれ。」「よろ…しく」主?どういうことなんだ?

「この子…ルリ…かわいい…」クマの名前?話し方には合わない可愛い名前だな。


「んじゃ改めて。我らがご主人のダンジョンへようこそ。」

「それぞれの…目的…果たすため…争って…貰う」

そう言うと、ハクとルリは揃ってお辞儀をした。それは不気味なほどに綺麗だった。それはまるで、これから僕達が進む道を表しているかのようで…


「さて、本題に入るぞ。ここは一階層。俺達が管理する領域だ。」一階層ってことは複数あるのか…?小説とかだと魔王は最下層に居ることが多いけど。

「一階層は迷宮だ。四方八方から襲いかかってくる罠を避け、最深部までたどり着いた暁には…」何か報酬が?

「まあ、そこについたら教えてやる。それまでに消えるやつには必要ないからな。」

「え…消えるって…誰か死ぬのかな…」

咲がここまで怖がってるの初めて見た…じゃなくて。そうだよな…誰かが死んでいるだろうって確信してそうだし…

「何が来ても俺が守ってやるよ!」う~ん、ありがたいけど蘭雨は気楽すぎじゃないか?


そんな話をしている間にハクとルリ(クマ)は消えていた。

「取り敢えず…そのいかにもここから入ってくださいと言わんばかりのあそこから入ってみる?」咲はそう言いながら、ハク達が出入りしていた入り口?を指す。

「まぁ、それしか無さそうですね。」

「確かに。他に俺達が進めそうな場所って無いですしね。」皆その先に進むことで一致した。


周りは残る組と進む組とで半分くらいに分かれて、「危険だ!」とか、「進まなきゃどうにもならないだろ!」と口論になっていた。

「これじゃあいつまで経っても進めないような…」僕達が真っ先に行くべきなのか?でもその先に何が待ってるか…

「行くしかないだろ?多分ここ進まないと、家にも帰れなさそうだしな。」蘭雨に先を超されたな。まぁ、ここでずっとまごまごしてても進まない。行くしかないか。

「まってぇな。行くのはウチも賛成やけど、その前に各々の武器を教えあった方がええやろ。連携とかの問題もあるし。」その方が良いね。

「そうだね。ありがとう、色奈さん」

「まぁな。んで、ウチの武器は弓。これでも弓道部やったから、弓は結構得意やで!」なるほど…

「色奈は…県大会に出場した…」え!それは凄いのでは!?弓道はよく分からないけど…

「凛、やめてぇな。はずいやん。」ふふっ、色奈さんが居ると、こんな状況なのに笑っちゃうな…

「…むぅ」

「咲、どうしたの?」なぜか不機嫌だけど…

「何でも無い!…私の武器はクナイです。」

「俺は盾だな!皆を守るぞ。」この流れだと僕か。

「僕は剣でした。」

「わ、私は杖…です。」

「私は銃ですね。探偵…のイメージなんでしょうか…」

「俺は短刀です。なぜかは分からないですが。」

「私はダガーだな。投げることも出来るのか?複数入ってるな。」

う~ん、各々の武器は分かったけど、どういう風にすれば良いのかとかは分からないな。

「やったらウチ、斥候で前歩こか?野生の勘みたいなもんやねんけど、危ないな~てとこがなんとなく分かるから。」危ない役目のような気がするけど、そうするしかないか…

「いざとなったら俺盾持ってるし、色奈のこと守るぜ!」それは心強い。

「それなら俺はマッピングしましょうか?カバンを探ったら、いかにもメモってくださいと言わんばかりの紙があったので。」


月熾さんがそう言ったので、他の人もカバンをもう一度探り、B5サイズの紙を取り出した。

「月熾くんに頼むのなら、私達が持っている紙も渡しておいた方が良いですよね。」

月熾さんに8枚の紙が集まった。

そして、斥候の色奈さんと盾を持っている蘭雨が前、運動が苦手だと言っていた凛とマッピングをする月熾さんを守るため、他の人が周りを囲う形に決まった。

「私達は知り合って間もないから、連携なんて望めないだろうし、これが1番だろうな。各自、あって欲しくは無いが、戦うときは、仲間を巻き込まないように気をつけながら進もう。」

「『はい!』おう!」


いまだに言い合っている人達の横を通って穴から出ると確かに迷路の中に入り込んだような光景が広がっていた。

「これは…かなり難しそうな迷路ですね。俺らで解けるでしょうか。」迷路は壁も真っ白で、境目がわかりにくい。

「定番やと、壁に手ぇついて進んだらゴールにつくいうけど。」聞いたことあるな…そうするか?

「止めといた方が良いんじゃないか?」

「蘭雨、なんで?ゴールに着けるなら良いんじゃないの?」

「咲、あのなぁ…」

「罠あるって…言ってました…」あ!忘れるところだった…危ない…

「やはり、マッピングしながら慎重に進むしか無いですね。頑張ります。」

色奈さんと月熾さんに頼りきりになってしまうな…何か僕に出来ることは…

「あ~、まあしゃあないか。」どうしたの?

「後ろからさっきのとこに居った奴らがついてきとんねん。ウチらが先いったから、通った道進んだら安全やとおもたんやろな。」

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

次回は、迷宮を進んでいきます。…多分。

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