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第95話 VS占い師!

☆☆☆ラブラブカップル


「え、いや、おかしいでしょ。この人最低浮気男ですよ?」


「でも好きーーーーー! 好き好き~! わたピのかれピぴすきピ~」


占い師の反応を楽しんでる。かれピとかいつ覚えてんだよこいつ。


「……? あ、今から占います……えいやーほいやーーー! ほいほい!」


何て適当な呪文だ! 絶対占ってないだろ!


すると適当に水晶が輝き出す。


「……はっ! 出ました……二人の相性は最悪です! 今すぐに別れた方がいいでしょう!」


何て適当な結果だよ!


「そんなわけない! わたピのかれピはよきピなんだって!」


腕を組んで自慢の巨乳を押し付けてくる。パッドだねこれ。


「いいえ、金輪際現れないくらい。ゴミです。ほんと、どれぐらいゴミかと言えば、売れない吟遊詩人を恋人にしている女並みにゴミですよ!」


『売れないバンドマン恋人にしている女』の異世界版だ!


売れないバンドマンと付き合ってろくなことになるわけがない!


なるほど吟遊詩人はバンドマン……ベース担当ってどのポジなんだろうな。


「ゴミじゃないもん! このインチキ占い師め! 大体わたピのかれピは売れない吟遊詩人よりうんと稼いでますもんだ~あんたよりもうんとね~!」


急にマウント取り出したし、確かに自分はユーシャインの件で稼いでいるが、彼女達はほぼ自立しているので、こっちにお金はあまり回ってこない。


「ふふふ……私は、この業界でも最上級の占い師ですよ……一日に金貨は数枚はくだらない……ふふふ」


そして占い師の女もプライドは強いみたいだ。マウント合戦になる。金貨数枚か確かに普通よりも稼げている金額なのであろうが……


ユーシャイン一回のライブでこちらに入ってくる額を考えると少なく感じる……


「え……それだけなのすっくな~両面少なだよほんと……彼ピその数倍は稼いでるよ~」


某漫画から影響受けてんなメル。


「がはっ! ま、まさか……この男がそれほどの金持ちだとは!」


「大体そんなインチキ占いで私達の関係を壊そうなんてできないよ……私の愛は本物だから……ふふふ……」


以前自分の正体暴露した奴が何を言ってんだ。あれで関係壊れなかったのが奇跡だと言いたい。


☆☆☆泣くな!


「うわあああああん! だって、私に恋人が出来なくて羨ましかったんだよぉぉぉ! 凄く仲良さそうだったからぁ!」


すると占い師は泣きだした。そんなに自分たちが仲良さそうだったのか。


「だって、ずーーーっといい人と巡り合えなくて! ちょっとぐらいカップルの不幸を楽しんだっていいじゃん! そうでしょぉぉぉ?」


まさかの逆ギレで自分の行為の正当化をしている。そろそろ自分も口を挟もう。


「大体。そうやってカップルを破局させている奴に恋人ができるわけないじゃん。そんなことしている暇があればその時間を自分磨きに使えよ」


「うわ……結構ひどいこと言う~全くもってその通りなんだけど」


メルが自分に抱き着きながら言う。


「うわああああああん! そんなこと言わないでよおおお! 恋人欲しいんだよおおおおお!」


すると自分の服を占い師は引っ張り、駄々をこねる。こいつめんどくせぇ……


「もうこの際一切合切あなたでもいいからあああ!」


しれっと韻踏んでんじゃないよ!


「さっき自分のこと散々貶してたくせに何都合のいいこと言ってんだい!」


「なんでよおお! やっぱ顔なの! 確かに彼女は凄い可愛いけどさー! あなたもどーせ女は顔とか思ってるんでしょ! そういう男は最低なのよ!」


散々な言われようである。


「それにね、ああやってラブラブしてます! って女に限って内面は腹黒いのよ! あぁ、男ってバカな生き物だから気付かないね~変な幻想抱かないほうがいいわよ?」


そうやって、他人貶してるから恋人出来ねぇんだよと言ってやりたいが面倒なので抑えた。


何言っても自分達の関係を崩せないと知った占い師は諦めたようだ。


「私も恋人欲しいよおおおおお! 教えてよおおおお! どうすればできるのよおお!」


なんで占い師に聞かれなきゃいけないのさ……あっ。


「あんたにできることは一つだろ。占うことだ。ずっとそうしてきたんだろ?」


「おーよく思いついたね〜流石かれピッピ!」


その呼び方やめて?


「あんたは占い師だろ? そこで困っている男性を占って救え。そうすれば、感謝という感情が恋愛に発展するかもしれない」


適当に言っておけばこういう奴は立ち直るだろう。しかし占い師は泣き止まなかった。それどころか更に号泣した。


「ごめんなさいいいいいい! 占い師というのもほんとは嘘なんだよぉぉぉぉ。ただ私は街歩いている恋人を一人でも多く破局させるために、あることないこと吹き込んでるただの無職女ですよぉぉぉ!」


普通に最低である。


「「ええ〜」」


メルと同時にため息が漏れた。



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