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第83話 敗北しました!

〇〇〇魔王の演説


魔王の正体がエクシリオさんだったことに、その場にいた民たちは皆、口を開けていました。恐らく理解が出来ていないのでしょう……


「エクシリオ……え、確かあいつって元勇者だよな? どういうことだ。魔王って……でもさっきのは魔王の攻撃だったし……」


「でもあいつは死んだはずじゃ……いや、そういうことか……! あの瞬間に彼は既に魔王になっていた。だから、国は彼が死んだと判断したのだ!」


「おい、あのゴミサイン! お前ふざけんなよ! あれクソ高かったのに売ろうと思ったらクソ安いんだぞ! 責任取れ!」


大きな喧騒の中エクシリオさんは私に近づきます。


エクシリオさんにお手を煩わせてしまいました……信頼して送り出してくれたというのに……


「ごめんなさい……私何も出来なくて」


「――よく頑張ったな。上出来だ……この状況も作戦のうちだ。簡単に和平が結べないことなど目に見えていた」


「……え」


「――だから、黙って俺を見ていればいい……革命を起こすには、書状だけではあまりにつまらない。もっと派手にやる必要がある」


それだけ言うと、エクシリオさんは大衆の前に立つ


「おい! クソサイン勇者! 責任取れ!」


「――我は今日ここに宣言をしに来た!」


「おい! そんなことより金返せよ! それともお前に金がないのか? 情けない勇者だな! いや魔王か!」


何言っているのでしょうかこの男の人は……


「ちょっと今! エクシリオさんが喋っているのですから変なヤジ飛ばさないでくださいよ!」


ついかっとなって言ってしまいました……


これで静かになりました。


「――我は魔王エクシリオ・マキナ。このカクセイラン王国に漫画を持ち込んだ者でもある……」


……そういえば、魔族領から漫画は出ているとオトザに聞きましたが……


「なんだと……?」「嘘だ!」


「――そして……ユーシャ……っぐ! ぐわぁぁ!」


次の瞬間どこからもなく魔法の攻撃が飛んできて、エクシリオさんは血を吹き出し倒れました。


「エクシリオさん!」


「……ぐはぁ……バタッ」


ぱたりと倒れ動かなくなりました。エクシリオさんが目の前で……死んだ?


「おい……魔王が死んだぞ? どうなっているんだ?」


「エクシリオさん! エクシリオさん!」


ギロチンの拘束を無理やり外し、倒れているエクシリオさんに駆け付けますがピクリとも動きません。


△△△死の裏で


広場の裏で同じマスクをマントを被った男は魔王エクシリオが殺される瞬間を見ていた。


「よし、これで第一フェーズはクリアだ。第二フェーズに移行する」


「……見つけましたよ。エクシリオ」


マジョーナ・アンデは広場の裏にいる同じマスクをしたエクシリオを追い詰めていた。


「……な、なぜお前がそこにいる!」


エクシリオはマスクで表情が見えないが大きく慌てていた。


「直接表に出ることはしないと思っていました。つまり、あそこにいるのは変装したドビーです。彼ならば例え殺されると分かっていても、ジエイミのために命を使うでしょう……よくできた作戦ですが、もう騙されませんよ……貴方は必ず裏にいる」


「……っち、バレたか、やはり、欺けないな……自分をここで殺す気か?」


「いいえ、貴方には直接来てもらいます……止まチャント! そこで全てを話してもらうのです!」


マジョーナは魔法を使いエクシリオを拘束する。


「こうやって抑えてしまえば、頼みの秘策もできませんね」


エクシリオは簡単に捕まる。


「例えもし貴方が直接ジエイミを救出していたとしても、その場で殺してしまえばいいだけ……最初から貴方の負けだったのですよ……」


マジョーナは勝ち誇った顔で笑っていた。


「結局貴方には変な小細工を警戒するより最初から実力行使するのが一番だったのです」


「っく! 放せ! 自分は死にたくない!」


そのまま、エクシリオは抵抗も虚しく風魔法で連れていかれた。


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