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新年明けましておめでとうございます!
本日で休みも終わりで悲しみにくれています…あっという間過ぎるのが休みというもの…明日から激務ですが、出来るだけ続きを書きたいと思っています!
~レイン視点~
「いったい何事です!?」
「っラウラ様!サロンが何者かに攻撃されて、お嬢様が拐われた様です…」
「…何ですって!?…よりによって今日とは…あら、彼処で倒れているのはあの子の従者のようね…」
ラウラは苦虫を潰したかのような表情をして、瓦礫に辛うじて埋もれていないレインを発見した。何かを考える素振りをしたあと、手当てがすみ次第自分の部屋に来るように手配して屋敷の被害の確認に戻った。
…さてと、証拠は隠したし…どう動いてくれるのか楽しみだ。
この屋敷に着いたとき、"あの女"がるーちゃんに向けた視線に驚いた。僕が今まで見てきた中で最も"自分の子供"に対してという感じがしなかった。まるでそこに存在していないかのように振る舞っていて、何故あの溺愛親子が気付かないのが不思議でならない。るーちゃんは何でもないって顔を作ろうとしているけど契約で繋がっている為、感情の軌条が激しいと押さえていてもこちらにも流れてくる。僕が気付いたって事はソルテにも伝わったんだろう。確認はしていないけれど、お互いあの女に対して最新の注意をはらっていた。それでも、ここまでクズだとはな…るーちゃんが許せても僕は無理だ。
「レインハルト君、あの瓦礫の中でよく無事だったね!恐らく衝撃で脳震盪を起こしただけだね!もう大丈夫だよ!」
「…お嬢様の、具合は?」
「…ふむ…君には話した方がいいだろうね。お嬢様は拐われたらしいのだよ」
「っ!?」
いかにもびっくり顔をして、悔しそうな顔をすれば…ほら、すぐ騙されてくれる。
「旦那様にも知らせてあるし、騎士団も動くだろう。お嬢様はきっとすぐ見つかるよ」
それはどうかな…僕の主様が本気で隠れたら誰にも見付けられないよ?
「………」
「手当てはもう済んだから奥さまの所に行っておいで。一応念のために、寝る前にこの薬を飲むように」
薬を受け取り部屋を出たら、あの女のメイドが外で待ち構えていた。
「奥様は執務室でお待ちです。案内します」
「…………」
僕の返事も聞かずにメイドはさっさと執務室とやらに案内を開始した。僕も他人の事は言えないけど、このメイドは無愛想過ぎないか?僕だって空気くらい読んで表情を作っているのに…
「レインハルトをお連れしました」
「…入りなさい」
「……失礼します」
ドア開けて、ひとつ深呼吸をする。でないと、今すぐ目の前の奴を殺してしまいそうだ…るーちゃんに迷惑をかけてはいけない。落ち着け僕…
「レインハルト、だったわね?執事長から貴方はとても優秀な従者だと聞いております。細かいことにもよく気づき、気配りも完璧なのだと」
「ありがとう、ございます」
「そこで思ったのですが、娘の従者では貴方は勿体ない。私の元で働きなさい」
…はぁあ?何言ってんのコイツ?バカか?…深呼吸深呼吸…すー、はー…
「…それは、出来かねます。僕はあくまで"ルナお嬢様の従者"なのですから…それ以外にはなり得ません」
「…そう、残念ね。しかし、従者の割には拐われたとき助けられなかった様ね?…組織での君の働きも素晴らしいものだと聞いたのに、平和ボケでもしているのかしら?」
「…それは…そう、かもしれません…まさかルナお嬢様が屋敷内で不幸に見回れるとは…不覚でした。ここは本部よりだいぶ警備が薄いことを忘れていました」
「…まぁ、いいわ。あの子がいない間は従者の仕事も暇でしょう。この非常事態です。此方の仕事も手伝ってもらいます。もう行っていいわ」
…非常事態だとわかっているの勧誘している場合かよ!この女どこまで腐っているんだ!?娘の危機なのに何処までも平然としている。
「いえ、僕はルナお嬢様の行方を探します!見つかるまで、戻るつもりはありません」
「はぁ…そんな勝手は許しません。大人しく言うことを聞きなさい」
「いいえ、僕は探しにいきます。僕が忠誠を誓ったのは組織でもバチスチ家でもありません。ルナお嬢様その人に忠誠を誓ったので…では、失礼します」
これ以上この空間に居れば流石に殺気を隠し続けられなかった。返事も聞かずに、さっさと部屋を出て追っ手を撒きながらこれからの事を思う…
本当は2日程置いてから合流だったけど、あの屋敷に居たらるーちゃんとの約束を守れそうにないからね!これくらいは優しいるーちゃんは許してくれるはず!
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新しい小説書き始めました!こちらも宜しくお願いします!
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