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今日は夢の王国に遊びに行っていたため更新が遅れてしまいごめんなさいm(_ _)m
奴隷を買ったことで、ソルテとレインが大変拗ねてしまった。こうなる事は予想は出来たが、私も大概頑固だ。欲しいものは手に入れる主義である。
「何でちょっと知らない間に何処の馬の骨とも知れないやつを拾ってきちゃうの!?僕が居るのに!僕役に立ててないの?えぐっ…ぅ…うわぁあん!」
レインはキレたかと思えば泣き出してしまうし、ソルテは…浴室をずっと睨んでいる。先程買った服を渡して、彼は着替えている途中である。そして間違いなくこの惨状が聞こえているだろう…拾ってきたけど、自分でもコイツをどうしたいのか決めていなかったからなぁ…
「レイン…君はとても役に立っているよ!そんなこと言わないで?お願いだから…」
「じゃあ!っ…何でこんな奴拾ったのさ!?ぐす…僕と契約もしてくれないし、僕を捨てる気なんでしょう!?えぐっ…嫌だもんね!絶対しがみついてやるんだから!…ずずっ」
最終的には泣きながら睨み、ガシッとしがみつかれた…いや、物理的にかよっ!って突っ込みたいのは我慢した。
「捨てるなんてしないよ!何バカなこと言っているの?私にはレイン達がいなければ凄く困るよ!第一、私達は仲間でしょう!」
「ぐす…本当に?僕を捨てたりしない?」
「しないしない!ていうか、何でそんなこと思ったのかがわからないよ…彼は面白そうだから拾っただけで、他に理由はないよ。これからどうしようかと思っているところだし!」
「…なら、いいよ…おい、新入り。るーちゃんに手を出したら…殺すからそのつもりで居てね♪」
やっと着替えが終わり丁度浴室から出てくるところだった。やけに長いと思ったけど、たぶん気まずかったのだろう。何となく様子でわかった…髪が長くて表情はよくわからなかったけど…
「…いや、俺は…っ!」
ーズバッ!
彼の顔すれすれにナイフが飛んできて壁に突き刺さった。
「妙な真似はするな…」
「ちょっとソルテ!いきなり攻撃しないでよ!貴方は強すぎるから冗談でも危ないんだから!」
「…ふん。我は手加減くらい出来るぞ」
「あぁもう!二人とももう攻撃しないでよ!レインもそのナイフを元の場所に戻して…さて、君の事だけど…そう言えば名前もまだ聞いてなかったね。名前がわからないと不便だから教えてくれると助かる。無ければ新しいのを付けるから」
「…ライガだ…良く分からね…ないが、おま…マスターは力のあるガ…お方の様で…俺に何をして欲しい?…ですか」
う、うーん…隣でソルテとレインが密かに殺気を送るから、彼、ライガは蛇に睨まれたカエルのようになっている。最初の横暴さは何処へやら消えてしまったようで、ソルテとレインを前に萎縮している。
「ライガね。いい名前だ…ボクは…いや、私の名前はルナ、皆からはルーナと呼ばれている。今は訳あって男装をしているが、女の子だ。よろしくね?貴方にやって欲しいことは今は特にないかなぁ…強いて言うなら、その髪の毛を短く切って欲しいな」
「わかった。ナイフを借りてもいいか?自分でやったことはないが切ってみる…」
「駄目だ。それならば我が切ってあげよう…ルーナの希望だからな…動くなよ?」
そう言えば毛先とかはいつもソルテが切ってくれているんだよね…美容師でも目指しているのかな?
「…ルーナ、どんなのがいい?」
「ん~…じゃあ、ウルフカットで!…こんな感じのやつ」
言葉だけでは足りないと思い、紙に描いて渡した。ソルテは髪型を少し見て、ナイフで髪を切り始めた。あっという間に髪が短くなって、ライガの顔がやっと見れるようになった!
………思った以上に若いのかもしれない。髭とか有ったから老けて見えていたが、せいぜい二十歳くらいに見える。
「…ライガ、貴方は今年いくつ?」
「…19だ」
「そう、思った以上に若くてびっくりだよ。さて、貴方を拾ったはいいけれど…さっきから聞いていて分かると思うんだけど、私の仲間は貴方をあまり歓迎していない。これを改善するため、先ずは貴方のことを教えて欲しい…どうしてあんな所で奴隷になっていたの?」
「…それを言って何になるんだ」
「あら、少なくとも私の好奇心は満たされるね!」
「…やっぱ、お前変だわ…仕方ねぇ…わかった!話すよ…」
「まぁ、聞くだけは聞いてあげてもいいけどねっ」
「………ふん」
「俺は…この国の人間じゃない」
こうして私達はライガの身の上話を聞くことになった。
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