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少し短めですm(_ _)m
魔王城から帰った後ぐっすり眠りすぎて、いつもより遅い時間に起きてしまった。ソルテとレインは先に起きていたらしく、朝食まで調達してくれていた。本当に頼もしい仲間だ。
遺跡の探索も終わってこの町でやることもないが、ここのところ休みなのに全く休んでいる気がしないから今日はゆっくり過ごすことにした。せっかく来たのだから、ローウェル兄様と子供達にお土産を買うのもいいかもしれない。
「るーちゃん?今日はどうするの~?」
「ん~……適当に町でぶらぶらして、あとは宿でだらだらする~」
「……なら、もう起きた方が良いのではないか?」
「ん~……起きる」
何ともまぁ、平和な一日の始まりだ。
結局太陽も真上近くになってから出かける準備が出来た。朝の気だるさもだいぶ抜けが、正直引きこもりたい!久々に長期で引きこもって趣味に投じたい!…本音はさておき、今日は程よく遊ぼうと思ってまずは商店街であのミートタルトを食べるとしよう。
「おや、いらっしゃい!今日も買ってくれるかい?」
「もちろん!今日も3つで!」
「はいよ!……ほら、まだ暖かい内に食べておくれ!」
「んまいっ♪おばちゃん、今度またこの町に来たらまた買うね!」
「まぁ、ありがとうさん!ぜひ、待っているよ!」
その後は色んな店を周り、お土産を買うのに夢中になりすぎて気が付けば空が暗くなってきていた。だが、満足出来るお土産が買えてかなりご機嫌で帰った。
「どいう事だ!?何故この私が一般の部屋を借りればならんのだ!?こちらにはこの私に見合うだけの部屋があると聞いたから来たのに!もう借りられているとはどいう事だ!?金は出す、交換させろ!」
……おお、出掛けている内に、お客様に部屋を奪われそうな危機的状況下?しかも騎士様ではないですか~…品性を疑う。一瞬だけカウンターの男の人と目が合ったが、何事もなく部屋に戻り結界を強化する。因みに防音機能も忘れない。
「ねぇねぇ!カードゲームしようよっ!」
何となく扉の前に人の気配を感じるが、幸い"何も聞こえない"のだから無視しても仕方ない…
ードンドンドン
ードンドンドンドンドンドンッ
出来れば何の問題もなくこの町を出たいものだ。いい思い出として片付けたいのに、全く人とは厄介な生き物だよね~…
「そうね、一緒にポーカーやろうか…」
結局私達が全く出なかったから、諦めたのか外の騒音は聞こえなくなった。次の日は出発だったため、あまり遅い時間に寝ずに日付が変わる前には眠った。
早朝に目が覚めて…昨日の事もあるから、長居は無用だろう。幸い欲しいものは全部手に入れたから、後は帰るだけ…
「あ、アル君!……昨日はごめんなさいっ…その、今日もあの騎士様また来そうで…こっちとしてもお客様として迷惑だとしても、脅されるとどうにもできなくて…」
「こちらこそ、失礼したね。昨日は疲れていたし"殆ど何も聞こえなかった"のです。もうこの町を出ていきます。お世話になりました」
「あぅ……そう、もう帰ってしまうんですね…どうか、また来てくださいねっ!?私、お待ちしてますからっ」
「ありがとうございます。では、お元気で」
そして何とか何も面倒な事件は起きずに、そこからはダッシュで離れて屋敷に戻る事となった。
ただ、ここのところ色々あったから屋敷に戻った後に"何が"待ち受けているのかをすっかり忘れていたのだった………
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