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ちょっと短めです!
…全く話が読めない…同じって何?
「なにそれ?」
わからないことは聞くしかない!とりあえずこの状況を何とかしないとね!
「…大丈夫、貴女が成長するまで私達が支えてあげる…」
「…えっと、ありがとう?」
「…うん」
いや、説明がほしいんだけど!
「このままで話すと少し不格好ね。ここはマナが満ちているし、本来の姿に戻れそうだわ!」
「それもそうですね」
「っは!人型ならハグが出きる!」
「…ノーム…死にたいの?」
「ギクッ…や、嫌だなぁ冗談だって!」
「…ふん」
み、皆さん個性的だなぁ~…何て思っていたら、瞬きをした瞬間彼らの変身が終わっていた。
「え?」
そこには美しい生き物達がいた。
まず、目を惹いたのが人魚だった!昔本で読んだ通り、大変美しい女性だった…深海のような深い青色の髪に、青空のような瞳。肌は透き通るような白さに赤い唇…そして何より目を惹いたのは腰のしたから生えている鱗だ。角度によって見える色が変わってまるで宝石のよう…
その隣には炎を思い出させるような、赤いライオンがいた。堂々としたその佇まいは正に王者の風格があった。瞳は私のと大変似ている金色がかった緑色だった。
次に鹿…にしては小さな生き物。黄金色の毛並みに茶色の瞳。この子も毛並みが艶やかで、つぶらな瞳を見ていたら抱っこしたくなった…あ、私よりは大きいから無理だった…残念だ。
最後に緑色の瞳と髪の毛の小さな男の子だった。垂れ目な大きな瞳に長い睫毛…顔の造形も整っていて将来はきっと沢山の女性を泣かしそうだと、ちょっと場違いなことを思ってしまった。
だが何より先に思ったのは綺麗だな~ってことだけだ。
「…!きれい…」
思わず口に出したが、正にこれにつきるよね!
「まぁ!そう言っていただけて光栄ですわ!ふふふ♪」
「僕も僕も!どう?!僕格好いいでしょう?!」
「…かっこいくないわ…」
「むーっ…」
「落ち着きなさい。先ずは、自己紹介からはじめましょう……私はエフリートだ。そこにはいる人魚はウンディーネだ。いがみあっている二人はノームとシルフだ。騒がしくしてすまない。」
どうやらライオン殿がこの場で説明してくれるようだ。…というか、喧嘩を離そうよ…
「まず最初に、私たちは精霊です」
え…
「この度、後継者確認のため確認しに来たのだ…君が我らが王になり得るのか…」
うん、さっぱりわかんない!それよりも、何だか身体の怠さが一気に酷くなった…
よくわかんないけど…とりあえず二度寝することにした!
「ふーん、そっか…おやすみ」
「待って待って!僕ともはなしてよ~!!」
「やはり身体に力が入らないようですね」
「なんの、こと?」
あぁ、何だかとても眠い…それに、何だか懐かしい気もする…
今日はよく、気絶する日だなぁ~と思いながら私の意識もだんだんもうろうしてきた…
私は夢も見ずに再び眠りについたのだった。
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