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食べ終わりに酒場などに行って改めて情報を集めてみたけれど、だいたいが同じようなものだった。ミートタルトだけではソルテもレインも満足しないだろうから、酒場でも軽く食事をしてきた。
「ふぅ…食べすぎたぁ…」
軽くのつもりがしっかり食べてしまった。
「そう?るーちゃん結構少なかったと思うんだけど」
「お前達と同じ量は食べれないよ…体格差を考えてくれ…」
「それもそうだね~」
和やかな食事も終わりその日はさっさと宿屋に戻ることにした。疲れてはいないが、久しぶりの高級ベッドには早く飛び込みたい気分だったのだ。宿屋の方も繁盛しているようで、特に誰にも何か言われることもなく部屋に戻りいつも通り3人で眠りに着いた。
久しぶりに夢を見た…
パッと目が覚めて、それまで夢に見ていたものも跡形もなく消えてしまった。
「…ん、あれ?…しょっぱい」
顔に違和感を感じれば、どうやら自分は起きる直前まで泣いていたようだ。もう一度思い出そうとするが、何も思い出せない。ならば、思い出しても大したことじゃないのだろう…
「さて、これからどうしようか…」
しばし考える…単身で遺跡に行こうとしても、絶対に止められる。ソルテは勿論だが、最近はレインも中々に過保護になってきているから普通に邪魔してくること間違いないだろう。
正直結界の類いなら破られる自信はある。何せ精霊様直々に魔法を学んでいるのだ。結界の張り方も壊し方もマスターしてある。よってそれについての心配はしていないが、"中に何がある"かについてはわからないから対策も立てずらい。噂では入ったものは出られないのと一緒に、原型がわからなくなったくらいの"人肉"らしきものが3日後に箱に現れるらしい。そこから推測するに、何かしら魔獣が居ることは間違いない。それで、騎士団も動いたのだろう。
騎士団が来てしまえば潜入は難しいものとなる。入るならその前だ。だが、ソルテもレインも危ない目に合わせるのは忍びない…
「どうしようかなー」
「何がだ?」
まだ寝ているかと思っていたら、ソルテが目を瞑ったまま聞いてきた。起きていたらしい…
「遺跡の事だよ…入って調べたい」
「却下だ…何かあってからでは遅いのだ」
「はぁ…言うと思ったよ。とりあえず今日は近くまで行って見てくるよ」
「我も一緒にいく」
「わかった」
今日は様子見だが、隙あらば入ってみる魂胆だ。たぶんソルテにはバレている。長い付き合いだから、お互いの性格をかなり理解していると思う。それに、契約によりお互いの思っていることも何となく伝わってしまうから本当に掛なんだけどね。
「…ん~はぁ…むにゃむにゃ…すー…」
レインはまだ夢の中だ。羨ましいくらい幸せそうに寝ていた。
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