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雲海綺麗でした!でも山は寒かったです……
ブックマークありがとうございます!
宿を出て馬車を借りてのんびり行くのもいいと思ったけど、かなり時間がかかることから結局やめてしまった。レインは元々南の方に居たこともあって、近道を知っているとのことだったから付いて行くことになった。
そしてそれは当然危険な道でもあった…
ーザグッ!
「グゥァアアアアア」
ーシュパッ
「……っ!」
とまぁ、通る場所の殆どに魔物が居て倒しながら進むことになっている。
「なんだか如何に早く倒して進められるかを試されている気分なんだけど…」
素材は足りていないものと珍しい物しか回収していないから、移動距離は結構稼いでいる。放置した死体にが他の魔物が寄ってきて、きっと処分してくれるだろう!猛毒がある奴なんか食べたやつまで倒してくれて一石二鳥になる筈だ。
「ははっ楽しいじゃないですか~♪」
「いや、旅行気分で出てきたのに完全に修行してる気がする!いったい何処で間違えたんだ…」
おかしい…近道を行っている筈なのになんか滅茶苦茶鍛えられている感が拭えない…
「…まぁ、何時もより魔物が出ているのもあるが…ここは"魔物道"だからな」
「え?何それ?獣道の魔物版的なもの?」
「そいうこと♪僕たちは人間が知らない自然のゲートを沢山知っているからね~色んな近道に出るんだ☆」
「…へぇ、ソルテも知っているの?」
「まぁな」
そんな会話をしながら進むと、少し開けた場所に出たからそこで夜営することになった。暗くなってからも夜目が効くから進むことに問題はないと言ったけれど、2人もぶっ通しで戦いながら進むの疲れたのだろう。
そして2日程で目的地に着くことが出来た!予定より3日も早いから、かなり驚いている…
とりあえず先ずは、情報収集をしてから遺跡に向かうので町の宿に暫く滞在する事になる。
「よし、2人ともここに集合!町には人型で入ってもらうけど、入る前にテストを行わせてもらう!人型でそこになおれ!」
前回と同じミスはもうしない!必ず変装はしてもらうぞ!
「む、こうか。いったいどうしたのだ?」
ソルテは相変わらず麗しいお姿で、沢山の人を魅了する事間違いない…流し目で見ても私は折れないんだから!っぐ…美しいは罪だ!だが、負けないんだからな!?
「はい、フード被って~!あと、幻惑魔法もかけるよ!今の姿じゃ目立つからね!」
ソルテには長い黒髪をフードの中に入れてもらって、幻惑魔法で髪の色と顔の造形を変えさせてもらった……
「……ふむ、それでも普通にイケメンに出来上がってしまったな」
長身で茶髪に茶色の瞳にして、華やかな顔から地味にした筈なのに…ちょっと冷たい感じのイケメンが出来上がった。前髪が少し目にかかっているから表情は読み取れないようになっているが、流石です!
「お~!結構印象変わるんだね!僕は僕は?♪」
レインはだいぶ乗り気だったので、遠慮なく幻惑魔法で姿を変える。天然パーマの髪はまっすぐにして肩より少し下までに伸ばし、後ろで三つ編みにする。髪の色は変えずに、瞳の色は茶色に変更した。顔の造形に関しては結局なにも手を加えないでおいた。綺麗だがソルテほどの破壊力じゃないからな……
「うん、こんな感じかな!」
仕上げに自分にも魔法で姿を変えておく。子供の姿だと目を惹きそうだから、仕事の時と同じく"少し成長した男装"の時の姿になって、こちらでも深くフードを被ればオーケーだ。
「……変装の意味はあるの?」
「本人はあれで良いのだから良しとするしかなかろう…」
ソルテとレインが何故か微妙な顔をしていたが、私の変装は完璧だ。仕上げには3人とも姿隠しの魔法を掛ければ完成だ!
「…これ、変装した意味はどこにあるのかな」
「……ルーナが満足なら我はそれで良い」
うん!念には念を入れないとね!これぞ、2重変装である!
「よし、では町に入るとしますか!」
町は思った以上に大きくて、栄えていた。魔物の襲撃も度々あると聞いていたから、もっと閑散としているイメージだった。
「あぁ"?ぶつかって謝罪もねぇのか!?」
「ご、ごめんなさい!」
「ごめんなさいじゃあ、オレサマの痛みは消えねーよ!あーあ、これは骨折ったかもな~」
「っひ!そんなぁ…ど、どうしたら」
「そうだなぁ…お前オレサマに付き合え。そこで痛みの分を払って貰おうか…ヒヒヒ」
あぁ、胸くそ悪い…明らかに言いがかりなのに、女性は青ざめるばかりで反論もしない。周りも見ぬふりをしていて、各自商売などを続けている。いくら活気がある町でも、こんな場面を見せられたら興醒めだわ。
「ねぇ、そいつに付いて行かない方がいいぞ」
気がつけば女性に声をかけていた。後ろでソルテとレインが戦闘態勢に入っているが…別に喧嘩するつもりはないぞ?
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