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結局魔物が多すぎる事から街に被害がでないように、危なそうな魔物を狩ることで1日が終わってしまった。
「はぁ…流石に疲れた。けど、色々と採集出来たから良しとしよう」
「んふふ♪一匹ずつじゃ面白くないけど、群れを一網打尽にするのは気持ちいい!今度はるーちゃんもやってみなよ!正に爽快!逃げ惑う雑魚どもの絶望した顔とか酷くて笑えたよ!あははは」
「ルーナをトロールの群れに送るわけないだろう!あと、お前はちょっと落ち着け…また血の匂いに酔ったか」
レインはいつもテンションが可笑しいが、戦闘後にいつも酔ってしまう…今回も随分と愉しそうに沢山始末したらしく、意識がかなりぶっ飛んでいる…
「ねぇねぇねぇ!あっちにも強そうな気配を感じるからさぁ、殺ってくるね♪」
「待て、今日はもう日が暮れたから帰るぞ!」
「え~?……じゃあ、そーちゃんが相手してくれるの?んふ♪」
ちょっと闘わせ過ぎたかも…鎮静剤持ってきたかな……あ、あった。あと2個しか在庫がないから、このあと余分に作るか。
「レイン」
「んふふふ♪なぁに、るーちゃん?」
手に鎮静剤を隠し持ってレインに近づき、そっと首に直接薬を刺す…これでもう大丈夫だろう。
「…っ!…あ、れ?」
「いい加減落ち着こうか…」
「僕、またイっちゃってたみたいだね…ゴメン」
「全くだ!」
「っぐ、そう言われると結構傷つくんだよ?自分じゃあコントロール出来ないんだから…」
「知らん」
「はいはい、もう落ち着いたからソルテも絡まない。レインはもう少し耐性付けようね」
「はーい」
「っふん」
とは言ったものの…レインのこの体質は完全には治らないと思う。まぁ、レインはレインだからどっちでも良いのが本音だけどね。結局私たちはみんな自分勝手だし、人の事なんて言えないんだから。
やっと落ち着いたところで、レインが殲滅したトロールの群れで使えそうな素材を採集しようとしたが……うん、まさに挽き肉状態だ。
「…………」
血を見慣れているけど、死体の状態が見られるものじゃない……
「ちょっと殺りすぎちゃった☆」
「……ルーナ、帰るぞ」
「あい…ぅぷ」
ちょっと吐きそうだ…私だって殲滅できるけどここまで酷くしないわ。
帰りはソルテが背に乗せて街の入り口まで運んでくれて、そこからはいつも通り裏道、屋根や壁を伝いながら一旦屋敷に戻ることにした。
休みを貰っているとはいえ、ちょっと遠出するからお婆ちゃんに伝えないと心配するだろうからね。
「おや、ルーナ様お帰りなさい」
「ただいま~!ロバート、長はいる?」
「はい、丁度先程ギルドからお戻りになって、執務室に居るはずでございます」
「ありがと!っと、お疲れ様!」
確かロバートも久々に仕事をしたんだった。相変わらず、彼も仕事が早い!
「ありがとうございます。ルーナ様も益々のご活躍にこのロバート、血が騒いで少しだけお仕事をさせてもらいました」
「あはは…」
ロバートは実質お婆ちゃんの右腕だから、外の仕事に就かないが…確か就いたときって結構派手に殺るらしい…後でちょっと調べてみよう。
お婆ちゃんの執務室に着いたら、お婆ちゃんは直ぐに入れてくれた。
「ルーナ!僕の天使!会いたかった!」
ローウェル兄様も居たんかーい…てか、今の私に天使と言われてもなぁ…殺しの天使?いや、恐怖だわ…
「に、兄様…戻っていたのですね。お帰りなさい」
「うん!ただいま!」
そういいながらぎゅうぎゅうに抱き締めたり頬擦りしてきて、最近は会えばずっとこれ…兄の私の溺愛っぷりにはちょっと異常じゃないかと最近思う……
「ローウェル、ルーナが困っているわ……それで、どうしたの?まだ仕事は入っていないから休んでいてもいいのよ」
「あぁ、うん。ちょっと報告だけしていこうかと思って寄ったの」
「あら、どうしたの?」
「遺跡探検するから暫く帰れない」
「わかったわ。気をつけて行ってらっしゃい」
あれ?もっと反対するかと思っていたのに…ちょっと肩透かしくらった。まぁ、いいなら問題ないか!
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