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眠気に勝てないため今日も短め…
小さい子達は街で仕事をすることはあまりない。基本的に屋敷の掃除、畑や果樹園の手入れなどをしている。最近は家畜も入れてきたから、そのお世話も少し大きい子達と一緒になってやっている。
「さて、皆が仕事に行ったところで…リック、面白い情報が入ったって報せを聞いたんだけど何かな?」
「お前が好きそうな噂を聞いたんだよ。ブルージア領の端に遺跡が見つかったらしい」
ブルージア領と言えば帝国の端にあって魔の領域に最も近い所だ。魔物も多く冒険者達が最も多い所でもある。領主も確か生粋の武人で戦闘バカという噂だったな。
「ふーん?その遺跡の何がおかしいの?」
「なんと、中に入ったものは出てこられないらしいんだ!しかも入れるのは魔力が有るものだけで、1度入ってしまうと透明な壁ができて何をしても出られないんだとよ!お前、こいう話好きだろう?」
「…はぁ、ボクは別にホラーは好きじゃないよ。もう少し現実的な話はないの?」
「いや、これ結構信憑性はあると思う。冒険者ギルドが動くって話も聞いたし」
「マジか…それなら調べる価値はあるかな…」
「ま、それはそうと…死神姫っていうおっかない暗殺者も最近は噂になっているね。そいつの正体を探っているんだが、一向に見えてこねぇんだよ!だが、オレは絶対に見つけてやるって決めたんだ!わかったらお前にも教えてやるからな!」
あぁ、うん…ここに居るんだけどね…
「……ありがとう。それ以外には新しい情報は入っていないって事だね?」
「まーな。てか、1週間かそこらでびっくりニュースは入ってこねーよ」
「それもそうだね。報酬は食料倉庫に入れてあるのと…これ」
彼らに対しての報酬は2つに分けて渡している。食料とお金を半分ずつにして渡している。
「まいどあり~♪」
「ま、ボク以外に情報を売るときはもっと気を付けてよね。この上にある廃墟に入るのを見たって者が居るから気を付けてね」
「げっマジかよ!でも、ここには入れないだろう?」
「そうだけど、廃墟を出た瞬間に襲われたら大変でしょう?」
廃墟の中には部外者を惑わせる術をかけたからこの入り口自体は見つからないけれど、1歩外に出れば危険になっている。
「そう、だな。各自警戒するように呼び掛けるよ」
「そうして…あと、みんなに後でこのブレスレットを配って着用させて。仲間の証しになるし、護符にもなるから」
捕まったらそれはそれで胸糞悪いし、ここの子達は好きだからね!
「おお!カッケぇじゃん!んで、いくらなんだ?」
流石、弱肉強食の世界に住んでいる子だ…
「今回はみんなの働きに期待して先に報酬を渡しただけだよ。次もよろしく頼む」
「おう♪任せろよ~」
これで子供たちの用事が終わる…遺跡に関して精霊達にもう少し調べ終わってからのと、ちょっと遠いから準備も必要だからね。
「んじゃ、片付けは任せた!ボクも出るねー♪」
「なっ!」
「シエラを見かけなかったけど…よろしく伝えといてね」
シエラはここ以外に出稼ぎもやっているから、丁度今回は会えなそうだ。
「…おう」
ここでの用事も終わったことだし、今日もちょっとだけ魔の森に入ってみるとしますか…
その前に二人を迎えにいかないと、また怒られそうだ…
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