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目の前には美味しそうな食事が用意されていて、ソルテも黙々とお酒を平らげている……一つだけ不満があるとすればここが個室で完全に"酒場"の雰囲気から離れているところだった。確かに下の状況には驚いたけど!はぁ…食事に罪はない。食べるか……ってアツッ!!
「っつ…」
忘れていた…屋敷で出る食事はいつも温いから油断した。仕事の時も携帯食品ばかりだからやけどなんてしない。
「くっくっく……食事は逃げんぞ?ゆっくり冷やしてから食べるといい……いっそ我が直接食べさせてあげようか?」
「だ、大丈夫!ちゃんとできるから!」
なんとかソルテの提案を却下し、今度はしっかり冷やしながら食べる…うん!美味しい!暖かいご飯って凄く久しぶり!思えばこちらの世界に来てから細心の注意をはらってからしていたから、全て毒味などがされてから食べている。そのせいで良くても温い、だいたい何時も冷たいものだったからね~…
今回は個室ではあるが、メニューは表ともあまり変わらない。その中でも雑炊が疲労回復に効くと庭師に聞いたからそれを選んだのだが…確かにいい素材を使っているな…味も結構好みだから、これは後で研究するしかないな!
美味しい食事も終わり、いざ酒場を出たら先日会った失礼なお姉さんにあってしまった……
「まぁ!!これは運命ですわっ!」
「オーマイガー!!!」
「……それはどいう意味だ?」
お姉さんは歓喜、私は嘆き、ソルテは私が言った言葉に疑問……そして勘違いは起きる。
「私と貴方は結ばれる運命なのですわ!」
もちろんポジティブな彼女は自分のことと解釈する。そして話飛びすぎ…唐突すぎだろう!こえーよ!
「…お前、煩い」
ソルテもやっと彼女に反応したかと思えば辛辣だし、後ろに付いてくる彼女を鬱陶しそうに見た。
「ほら子供、煩いと言われているわ。さっさと何処かに……ってあら?良く見ればあなた、将来有望ね……ふふ、ふふふ…いいこと思い付いたわ!」
「こ、断る!…キモイ…」
「未だ何も言っていないでしょう?断ることないわ♪うふふふふ」
その怪しい笑いが1番こえーんだよ!
「黒の美しいお方?いい加減この私にあなたのお名前を教えになって?」
「あれは嘆きの言葉だよ……神は私の味方じゃないのかな」
「我はいつでもルーナの味方だ」
「あ、ありがとう…照れるね!」
照れて、頬も熱くなってしまった!
「もぅ…そんなにじらさないでくださいまし!私はあれから貴方をずっと探していたのでしてよ!」
めんどくせぇ!マジでめんどくせぇえ!というか無視しているの察してくれー…
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