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生まれ変わったら無敵だった件  作者: K.C
第1章
37/113

36

今回も短いです…


夢ではいつも同じ場所にいる


とても自然豊かで美しい景色だ


滝には虹が掛かっており


その先の湖は透き通っていて

深い場所まで見える


その中で人魚達が楽しそうに泳いでいる


陸では数多の動物達が種族関係なく

仲良く過ごしている


ここは秘境と呼ばれる場所だろう


今はもう見ることのできない精霊達の楽園


私はいつも高いところから皆を見守っている


けれど心は空っぽで世界に一人ぼっちだ


囲まれてはいるが、皆が欲しいのは"私"ではない


この景色を、場所を守る"私"だ…


それがいつも見る夢だ……


ここで夢が覚める………そう…そのはずだった…


『マクスウェル様』


『………………』


『マクスウェル様、聞こえていますか?』


『……え?』


誰かに呼ばれて振り向いたら、とても美しい人がいた。黒い着物みたいな格好に金の模様が描かれていて、とても神々しい姿だった。腰まである長い白髪を横で三つ編みにし、灰色の瞳で私をとても心配そうに見ている。


『…やはりお気持ちは変わらないですか?』


『……ええ』


この声はいつぞやの私を止めた者の声だとすぐにわかった。夢の中の私は彼をとても信頼しているようで、不思議と気持ちも落ち着いていく。


『私は反対です。お止めください…リスクが高すぎる!上手くいったとしても何の意味があるのですか!?』


『私は失敗などしないわ…知っているでしょう?それに、今のまま只悪戯に時を過ごしても意味がない…私は忘れたいのよ。例え一時だけだとしても必要なの………だから許してね?』


『…マクスウェル、様…』


『貴方にしか頼めない…ねぇ、クロノス?私の我が儘は何でも叶えてくれるのでしょう?』


そう…彼、クロノスは彼女の願いに弱い。

その時彼女の記憶が断片的に私に流れ込んできた…彼は彼女にとって兄の様な存在だ。いつも諭してくれる絶対の信頼を寄せている臣下だ…


『…かしこまりました』


『ふふふ…よかった。助かるわ…』



闇のなか手を伸ばしている


いつか光を掴めると信じて


例え光が蜘蛛の糸のように細くとも


私は諦めない…


辛くとも諦めてはいけない


生きている限り闘い続けよう


私に課せられた運命が


定められたモノだとしても


変えてみせる


命をかけて望みを叶えよう


新しい自分に期待と希望を乗せて………











読んでくださりありがとうございます!ブックマークや評価をしていただけると作者のやる気が上がります(笑)よろしくお願いいたします!

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