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眠いので短めです…
「ようやく戻ったか…随分と遅かったではないか」
「…………あぁ、うん。珍しいお酒が入ったみたいだから持ってきたよ」
ちょっと魅とれていて返事が遅れてしまった。持ってきたお酒を渡してあげれば、ビンにそのまま口を付けて一口飲んだ。
「うむ…悪くないな」
「それはよかった…明日は家族と過ごすからソルテは自由にしていていいよ~。だた、ま出掛けるときは屋敷の者には見つからないように行ってきてね」
「……家族なら仕方ないな」
ソルテは不満そうにもう一口お酒を飲んだ。最近思うのだがとてもなつかれたものだ。最初は仲良くなれるのに時間がかかるかと思ったのに、修行と称して殺されかける以外では基本的に優しくなったと思うし、自分から私の側に居ようとしているみたいだ。
「修行は彼らが帰ってからにしてもらっていい?」
「…ここの所ずっと休んでいるのだがな…再開したときに鈍っていたらもっと厳しくする」
「肝に命じる……」
これ以上ハードなメニューは勘弁してほしい!もう二度と虫の大群に追いかけられるのは嫌だ!まだ夢で魘されるぞ……ブルッとしてあの恐怖の光景を頭から追い出す!
「なら良い…我は誰にも気付かれないよう行動してやろう。心配しなくとも良い」
「はいはい。明日は早いからもう寝るね?」
ランプを消してベッドに入った。ソルテは夜目が効くから消しても問題にはならないから助かる。
そういえば、スラムの子供たちの隠れ家の改修をどうするかまだ具体的に決めてなかったな~
明日は少しソルテとも相談して、どんなのがいいか決めよう……
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朝起きたらソルテは隣でぐっすり眠っていた……丸くなっている姿は可愛すぎて触らないようにするのに全神経を使った。ふぅ…可愛いは罪だな…
起こさないようベッドから下りて今日の準備を始める。今日は沢山動く予定だから、ドレスは出来るだけ軽装な物を選んだ。裾は膝なでしかなく、靴は自作の黒ブーツを履いた。髪は櫛だけを通すだけにする。
「よし、行くか」
昨日の勝負の行方は結局どうなったのだろう…まぁ、勝手に部屋に帰っちゃったから落ち込んでなければいいけど…
「ルーナ様、おはようございます」
「おはよ~…父と兄はまだ来ていないみたいだね」
「はい。勝負が長引いた上に、最終的に私と長が勝負することになってお二人には退場していただきました。」
ロバートが爽やかに報告してくれているのだけれど、その爽やかさが黒く見えているのは気のせいかな?……
「そ、それは大変だったね」
「ええ。ですが、任務は達成できました」
あれは任務だったの!?随分と楽しい任務!私もたまにはそいうものに就きたいよ!
「お、お疲れ様?」
「はい。ありがとうございます」
少し不思議だなとは思うけれど、ここではあまりに深く考えると疲れるからとりあえずスルーしよう。
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