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美味しいご飯も食べたことだし、お酒を持って部屋に戻るか…確か異国の珍しい酒が入ったってお婆ちゃんが言ってたから取りに行こうかな
「ご馳走さま!お父様もお兄様も長旅で疲れたでしょう?今日はゆっくり休んで、明日は沢山話を聞かせてくれますか?」
「「えっ?」」
何故二人してキョトンとしているんだ?何か変なことをいった覚えはないんだが…てか流石親子ね!ハモりもぴったり!!まぁ、それはともかく…ソルテが待っているし早く部屋に帰ろう。
「お婆ちゃんもお休みなさい。とても美味しかったです!」
「うふふ♪お休みなさい!」
「ま、待ってくれ!久しぶりに父様と一緒に寝ようか!?」
「いいえ!ルーナは僕と寝る方がいいよね?!」
「ローウェル…約束は守るんじゃなかったのか?」
「これは含まれていませんので」
いや、約束とやらは知らないけど私は自分の部屋で寝るぞ?
「そうか…ならやるしかないようだな」
「…望むところです!」
えぇー食堂で勝負するのは止めてほしい…後片付けが大変じゃないか…私はやらないぞ?チラッとお婆ちゃんと控えていたロバートに目配せをしたら言いたいことがわかってくれた。
「まぁまぁ二人とも、勝負をするなら"チェス"というゲームがあるのだけれど…それで勝負を決めるのはどうかしら?」
…この前ノリで作ったら屋敷の者に絶賛されてたいたな。確かに勝負するにはもってこいだ
「どいうゲームなんだ?」
「聞いたことないですね」
まぁ…私が教えたからね。むしろ知っていたら同じ転生者だろう。
「ならやるのね?ここにルールが書いてあるわ。10分もあれば覚えられるわね!ロバート?」
「かしこまりました…ロビルソン様、ローウェル様、こちらでございます。準備をしている間お読みください」
ロバートは2人に私が作ったルールブックを渡し、チェス盤と駒を用意はじめてくれた。これは私が作ったものじゃないな…貸したやつを元に複製したんだねー…そこまで気に入ってくれて嬉しいよ!
「ほう…戦争のようなものだな…面白い」
「へぇ…これを考えた人はすごいですね」
「うふふ♪そうよね?そう思うわよねっ♪」
……ごめん。私は知っていただけで作った訳じゃないんだよー…ただ久しぶりに遊びたくなって作っただけだよ。
「準備が出来ました」
「では、ルーナちゃんと添い寝争奪戦を始めるわ!」
「っふん…息子に負けるわけにはいかないな!父親の偉大さを見せてやる!」
「負け犬はよく吠えると聞きますが、成る程これがそうですね?僕に勝負を持ちかけたことを後悔させてあげます」
……盛り上がっているところ悪いんだが私はもう部屋に帰る。第一ソルテが同じベッドで寝たがるから、未だに彼の寝床を作っていない…いつも子猫の姿で寝ているからこの際気にしないことにしている。
盛り上がる大人達を置いて、そっと食堂を後にする。珍しいお酒を入手し部屋に戻ったら人型のソルテが窓際でじっと月を見ていた。
あまりに綺麗で思わず魅とれてしまったのは仕方ないと思う……
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