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ソルテの視点です!2回に分けて載せます!
何もかもがつまらなぬ
狩りをしても、面白味がなく
全てが味気ない
旅をすれば何かが見つかるかもしれない
そう思っていたが
やはり何も心惹かれるものがない
死ぬのも癪だ
何も達成していないのだから…
ずっと何かが足りない
だがそれが何かがわからない
もう永いこと1人で生きてきた
"彼処"をでてからもう500年
世の中は緩やかに変わっていった
特に人間は昔よりずっと増加したものだ
人間は弱くて嫌いだが、彼らは我より生きているように見える…
あまり期待はしていないが、街に降りて様子だけ見るとしよう…どうせ奴らには我のことはわからないだろうしな…
張られている結界をすり抜け森に入ったら何故かオベラの群れを見つけた。おかしい…この生き物は魔力が充満している場所でしか生きられない。人里近くはもっての他だ…しばらく彼らを観察していたら、視界に小さな何かが見えた…
よく見たら人間の子供だった。
月明かりで白銀の髪が反射して、目を惹いた。子供は何かを探しているようだったが、突然身震いしたかと思ったら振り替えって真っ直ぐ我を見た!
「…ほう。我と同じ金目か…面白い」
そう、その子は我と同じ瞳の色を持っていた!一族全てから恐れられた我と同じ色をだ!それを人間が持っているのが珍しくて気がつけば話しかけていた……
「こんな刻に人間の子供が森にいるとはな…」
近くで視たらその子の異常さが肌で感じることが出来た…ただの子ではないな…人間にしては強い魔力を感じる。
「…か」
その子は瞳を大きく見開いて驚いていた。あまりにも驚いているから、食べられると思っているのかもしれん
「…なんだ変な顔をして…別に人間の子を食わねばならぬほど腹は減っておらぬわ」
第一肉が足りんわ…ふむ…最近の服のセンスはようわからんな…
「可愛い!!!」
「…は?」
何を突然言っているんだ?
「可愛い可愛いかわいい!!欲しい!」
子供は目を輝かせて近づいてきた!何だか目が尋常じゃないぞ…久しぶりに冷や汗をかいた…
「ど、どうした!?気でも触れたか!?」
とりあえず距離を置こう…きっと恐怖のあまり気が触れたのだろう!そう思って離れようとしたら何を思ったのか子供がしがみついてきた!触れた瞬間身体中に電撃がはしった!なんだこれは!?
「っは!?は、離せ人間!!」
何だかわからないがこのままではいけない!いつもの自分じゃなくなりそうだ!
「うふふ♪もふもふだぁ…」
はぁあ??!!も、もふもふ?ってどこを触っているんだ!?きもち…いや気持ちよくないぞ!
「聞いておらんのか!?グルルル…」
威嚇をしたら少し離れたようだ…どっと疲れたわ…変な子供だ…我を前にしてここまで動けるとはな…
「ごめんなさい!あまりの感動でちょっと理性が飛びました!あなたのお名前はなーに?黒い魔獣さん」
………人間に名を聞かれたのは初めてだ。何せ相手は我を見ると逃げるかもしくは命を差し出すか、愚かにも刃向かうかだからな。
「お前は…我が怖くないのか?」
好奇心で聞いてみたくなった。
この小さな生き物はどう答えるのだろうか?
「なんで?すっごく可愛いよ?私は好き!」
っな!!可愛いとはなんだ!?むしろそなたの方が可愛いわ!って何を思っているだ我は………ははっ…面白い子だ…こんなに感情が動いたのは初めてだ!この子の名も知りたくなった
「…よかろう。我の名を特別に教えてやろう…我は"ソルテ"だ。お前は何という?」
ん?何だか血の臭いがする…随分と近くからだ
「よろしくソルテ!私は、アルファティリエ・バティスチ・ディー・ルナ!…これから宜しくね♪」
その子は…ルナは背伸びをしたかと思ったら額に何かを着けた。それと同時に周りから幾重にも重なった魔方陣が身体を包み体内に入っていった!っ身体が、熱い!
「っぐ……貴様!我に何をした!?」
ッチ…油断をした!いったい何をされたのだ?!自分の魔力が他人と繋がっているのを感じる…!
「っぐ…!!こんな子供に、やられるとは!これは主従の誓約か…だが、こんな一方的に成立するほどの魔力があるのか!?…有り得ぬ!」
そうだ、少なくとも我の魔力の2倍はなければ成立しない!それに、我は魔力量には自信がある!
「ソルテ!ソルテ!これからオベラを狩に行くんだけど、一緒に行こうよ!」
っく…なんだこの気持ちは…この子のものか?胸が弾むかと思えばとてつもない痛みも感じる…!それに、誘われたら逆らってはいけないと何かがいう…だが、我は屈しはしないぞ!
「………我は…誰にも、従わぬ!」
我は自由だ…だれ、にも、負け、ぬ……………………
そこで意識が途絶えてしまった
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