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恋愛要素を入れたいのになかなか入れられない…やっぱり主人公が子供過ぎるのがいけないのだろうか……?
子供たちにスープを作って屋敷に帰る頃には既に夜になっていた。
「アル、今日はもう遅いから泊まっていきなよ」
「大丈夫、家の人が心配してしまうから帰らないと」
それだけじゃなくてソルテの事もある。あまり周りに知られない方がいいだろう…
「…そっか…また来てね!アルはいつでも歓迎だからね!」
「ありがとう」
シエラに別れを告げ、急いで屋敷に戻る………
「おかえりなさいませ」
「ただいま」
今日も廊下の窓から入ろうとしたら執事のロバートが出迎えてくれた。いつも思うんだけど、何故帰ってくる正確な位地がわかるのだろう?気配の消し方がまだ完璧じゃないからかな……あとでちょっと実験してみよう
「本日は遅かったですね…お怪我をなさっているのですか?!」
あちゃー、そういえば服に返り血を着けたままだった!
「あぁ、ううん!森の動物のもの!」
「…さようでございますか。ならいいのですが…お怪我をしたら必ず申し上げてください」
「はーい」
「夕飯はどうなさいますか?」
「うーん、じゃあ身体を洗ってから行くよ」
「かしこまりました」
部屋に戻ったらソルテはまだ帰ってきていないようだった。今日はかなりハードな1日だった。いつもより念入りに身体を洗ってゆっくり湯船につく…この屋敷のいいところは各部屋に浴室が用意されているところだ
「あぁ…ごくらく~」
「気持ちよさそうだな」
「それはそうだよ~…今日は色々疲れたぁ」
「なるほど、だから遅かったんだな」
「うーん………っソルテ!?」
「何だ?」
ーズッバッシャーン
思わずガバッとお風呂で起き上がろうとしたら滑ってしまってまた水の中…
「っごほ!っはぁっはぁ……」
「騒がしいな」
ビックリさせるからだろうが!そういってやろうかと思って声のする方を見たら知らない男の人が居た………
「…え?だれ?あれ?」
浴室の扉に寄りかかっていたのは大変美しい人だった。肌は健康的な黄金色で、長い黒髪は腰まであり艶やかだった…来ている服は全身黒で切れ目の金色の瞳がとても印象的だ……
「ほう…随分と冷たい主だな。我の事をもう忘れたのか?」
彼…ソルテは可笑しそうに私に近づいてきた
「えっ?ソルテ?!えっ!?」
大混乱だ!何故だ!?ソルテは猫だったはず!何故ここに"男の人"が!?パニック過ぎて固まってしまった…
「ふん…何なら手伝ってやろうかご主人様?」
っな!!何を言っているんだコイツは…!?それよりも乙女の風呂場を覗くとはコイツは変態かもしれない!
「いや、いい!いらないっ!!てか来るなっ!」
必死に自分の身体を抱き締めて湯船に深く浸かる!幸い今日は疲れをとるために入れた入浴剤のお陰で、水は真っ白で何も見えない事だ。
「そうか…なら部屋で待っている」
彼はそう言ってあっさり踵を返した……
「……なんなの?」
さっきまでの極楽気分も何処かに行ってしまって、私は直ぐにお風呂を出ることにした!身体を拭いて髪は出来るだけ水分を切ったが多少濡れているのは気にしない…今日もいつもと同じで白いシャツに黒い短パンを着て部屋の扉を開けたら……我が物顔でその男はベッドで寛いでいた…
「なんだ、早かったな…疲れていたんだろう?ゆっくりすればいい…許す」
いや、ここ私の部屋のはずだよね?
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