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生まれ変わったら無敵だった件  作者: K.C
第1章
16/113

15

今日もとっても眠いです……夜にもう1回投稿します!

今まで新しい人生で"負けた"と思ったのは初めてだ…今更ながら自分は何でも出来る気でいたが、周りの助けがあっての事に気づいていなかった!確かに私はこの年代の子の中では強い自信がある。けれど…まだ未熟だったのだ…


そう思ったら何だか恥ずかしくなって、下を向いた……床にポタポタと雫が落ちてきて、そこで初めて自分が泣いている事に気がついた。拭っても拭っても次から次へと溢れてきて止まらない……あ、これは本格的にやばい……


「ぅ…うぅ…ずずっ…うわぁああん!!」


久しぶりに年相応に泣いたかもしれない…


「なっ!!泣くな!?ッチ…これだからガキは嫌いなんだ!……あぁもうわかった!どうせ暇だったんだ!お前に付き合ってやろう!」


「…ずずっ…うん?ゾルデ一緒にいでぐれるの?」


「ああそうだ!ただし…我の主になったからには、弱いままでいては困る。仕方ないから…我がお前を鍛えてやろう」


「ほ、本当!?やったぁ!…ずずっ」


「現金なやつだな…まぁ良い………はぁ…我は何をやっているのだ…」


「…っ…ずずっ……ありがとう…あと、無理やり使役しちゃってごめんなさい!」


「我も油断していた…自業自得だ。それに人間の生は短い…お前が死ぬまでその生きざまを見てやろう。この世で初めて我を使役できた者の褒美としてな」


これが私とソルテが師弟となった瞬間だった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




"拝啓 父上、私は今とても元気です。

季節も代わりこちらは冷えてきました。

もうすぐ雪が降りそうです。

実は最近はおいかけっこが得意になりました!

特に逃げることに関しては、とても自信があります。次の休みの時には是非一緒に遊んでください!

                  ルナ"


前世ではもう少しマシな手紙をかけたと思うが、今はこれが精一杯だ!まぁ、でも4歳児が書くには充分だろう!


父と兄達は休みの度に会いに来てくれている。ローウェルに至っては何度かソルヴィエール領に引っ越そうとしているけれど、いつも失敗している…多分母が阻止している…


とまぁ、話は少しとんだけれど……今私は全力で逃げています!


「いやぁあ!!来ないでぇええ!!」


私の後ろには等身大程の大きさのカマキリが追いかけていた……


「キシュアアアア!!!」


「いやぁあああ!!!!!!」


そう、これはソルテが私にさせているトレーニングだ。ぶっちゃけ、ただのイジメにしか見えない!きっと未だに使役したことを根に持っているんだ!そうに違いない!

だって、わざわざ虫を使うとか嫌がらせにしか思えない……


「…考え事をする余裕は有りそうだな。なら、追う者が増えても問題ないな?……」


こんの鬼畜猫!この為に苦手なのもを聞いたと、やっと気づいた……


「今失礼な事を思っただろう?」


「っはあ!!いえ全く!!っはぁ、はぁ!」


隣ではソルテがいて、後ろには巨大なカマキリと蜘蛛が襲ってきている……


「ほれ、もっと早く走らないと捕まるぞ~?」


「何で増やすのーーー!?」


ソルテは基本的に有言実行だ…幸い部屋のなかだけは、シルフと張った結界があるから安心できるんだが……一緒に入れるソルテに何度か殺されかけた…


最近は窒息死でしまうかと思えてきた……


あれからソルテには徹底的に鍛えられている。これはおばあちゃんも知らない、秘密のトレーニングなのだ……


後からわかったのだけれど…ソルテは魔獣と思っていたけれど、とても強い魔族だったのだ…


読んでくださりありがとうございます!ブックマークや評価をしていただけると作者のやる気が上がります(笑)よろしくお願いいたします!

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