表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スライムさんの生存戦略 〜共闘編〜  作者: HAKU


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/44

縮まる|死の時間《カウントダウン》

 前回のあらすじ

 ジョーカーが放つ攻撃の数々。それは、対象を狙わず、仕掛けにナイフを投げ、その仕掛けで相手を攻撃するという、回りくどい方法だった。

 どこから来るか分からない、攻撃に、苦戦するガキンを見て、リチュは対策を考えた。

 とある魔法を使う準備をした私は、ガキンさんに向かって、叫んだ。


「ガキンさん!今から、少しの間だけ!暗闇に隠れた仕掛けを見えるようにします!仕掛けに当たりそうなときは、私も警告しますが!念のため、貴方も警戒していてください!!」


 それを聞いた、ガキンさんは、こちらを見て、軽く笑った。


「おう!何する気か分からねぇが、リチュ姉が魔法を準備する時は、目と髪の色変わるもんな!ドカンと、やっちまえ!」


 ガキンさんがそんなことを言っていた。え?私魔法使う時、目と髪の色変わるの?青い部分じゃん。そんなん見られたら、人って誤魔化せないじゃん。あ!リズさんが、私を魔物って疑った理由って…。

 って、そんなこと考えている場合じゃない。

 私は、走って勢いを付けつつ、ジャンプする。なるべく、『あの魔法』の飛距離を伸ばすために。


「『囮花火(トーチ)』!!」


 私は、天井の暗闇に向かって、小さな火の玉を出した。

 それは、少し進んでいき、天井の暗闇を照らすかのように大きく光る。

 そして、天井に吊るされた、様々な刃物や、鉄球が映し出される。


「すげぇ!まだ、一部だが、それでも警戒すべき場所が大体分かる!!」


 ガキンさんが、そう言って、にやりと笑った。

 しかし、それは、種を明かされて、不利になったはずのジョーカーさんも同じだった。


「HAHAHAHAHA!炎の光で、種と仕掛けを明かすとは。素晴らしい。素晴らしいですが。

 君、そんな光を当ててしまっては、お仲間が危険に晒されるのでは?」


 ジョーカーさんのその言葉を聞き、何のことかと、疑問に思うが、ポタポタといった擬音を聞いて、その意味を知る。

 音の正体、それは、急速に溶けた、キズ―さんの下にある氷が溶けて、その水が地面に落ちる音だった。


「なんか、やけに溶けるのが早くなっていません⁉」


 驚く私に、ジョーカーさんは相変わらず笑う。


「当然。ここのライトの熱ですら、溶けているのだから、火の玉なんて出してしまったら、溶ける速度は上がるに決まっているでしょう。HAHAHA!つまり、君は、良いと思ったその行動で、あの子の死に近付けてしまった。HAHAHA!まるでどこかの男のよう!!」


 私はその言葉に驚いた。私のよく考えない行動のせいで、キズ―さんの死が近づいてしまった。


「あ。ああ。どうしましょう。私のせいで…。」


 私が、ショックを受けていると、ガキンさんが叫んだ。


「でも、リチュ姉のおかげで、相手の攻撃は、分かったんだ!大丈夫!縮まった時間は俺が取り戻す!リチュ姉も、キズ―も誰も悲しませる結果になんかしない!!」

 次回予告

 炎の熱で、縮まってしまった時間。それでも、キズ―を失わないように、戦うガキン。ガキンの作戦により、キズ―を助けることは出来るのだろうか。


 次回 直接的な殺意

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ