第3話:処罰が絶望的なもの過ぎる
アンフィニ祐です。
爆笑しながらこれを作ってました。
涼と一透は体育館で全教師を相手にしてその内容を聞き、絶望し、放心する。
「もう一度言うがね?涼くん、一透くん。君たち二人は処罰としてメイド服を着てもらう。」
「校長。それでは足りませんよ。職員会議で決まったはずです。女体化もさせると。」
「ゑ?」
二人は完全に絶望し、全力で脱走する。
「逃げましたね。校長。」
「こりゃあ1週間から1ヶ月じゃな。」
(うわぁ・・・かわいそうすぎだろ・・・)
と1人を除く教師は全員内心そう思うのであった。
ある実験施設にて―――
「やーっとあの薬の実験ができるよ。やー。モルモットが来るの、楽しみだなあ。」
「あのう・・・佐奈さん?」
「どうしたの?助手1号。」
「いや、俺の名前は佐々木 春馬って立派な名前があるんスけど。」
「いいんだよ助手1号。」
「どこがぁ?」
「ブツはどうだ?」
「命令口調言わないで。ちゃんと服用させる時は私がやるから。これでも薬学科ランクS+なんだから。」
「これか、これ女に打ったらどうなるんだ?」
「月経が20倍痛くなるよ。頻度も1ヶ月間から1週間に1回で来るようになるし。」
ちなみに実験で自分で服用したからわかった結果である。因みに自己注射出来るような感じである。
「ほーん」
1本とって佐々木 春馬に刺す。
「えっ2度目は嫌っす!」
「ちなみに渡すのは1週間用でいいんだよね?あとそれ試作品で1日しか持たないよ?完成品はカプセル型。」
「いや、彼奴等にやるのは2ヶ月用だ。間違えた3ヶ月だ。」
「あれ今調合中なんだけど・・・まぁいいや。モルモットが居るんでしょ?そろそろ完成するしね。けどほんとに3ヶ月用?」
「あぁ4ヶ月d」
「嘘ですよね。」
春馬が真顔で反論する。
「流石ツッコミランクA。良いツッコミだよ助手1号。」
「嬉しくないですー。とにかく交渉する気がないなら帰ってください。」
「あと、それ12.7mm弾用のも作っといて」
「嫌だ。」
「何言ってるんだい。助手1号。麻酔弾ならいいけども。」
「じゃあ、対人用の即効性の作っといて。」
「はいはい。入れ物あったらすぐに出来るんだけどもねえ。」
と言い、1分で完成させるのであった。
「助手1号。かっわいー」
「くぁwせdrftgyふじこlp」
『3、2、1だ。2で撃てよ。2!』
大佐も撃った弾で一透のバリアに穴を開け、そこに12.7mm麻酔弾をヘッショさせる。
すると一透が宙を1回転し眠らせる。
「一人確保」
アンナが一透をしばり上げて連れてゆく。
「よし、ここを曲がれば校門」
しかし校門の前に誰かいる。すると、地雷を踏んだ感触がする・・・
「一透は・・・駄目か!」
涼がそれを感じ取って学校の屋上を飛び越えて校舎を渡っている。
(寮は駄目だ。それなら・・・家・・・それしかない・・・!)
そう考えて校門を目指す。
「外的防御用にどデカいバリア貼ってるからなぁ。前回の襲撃時は定期点検の間を縫っていると来たもんだ。・・・それにしても女体化&メイド服はおかしいだろ!」
と呟きながら校門で着地する。
足裏に妙な感覚。
(この感覚・・・なにかおかしい。妙に沈み込んだ。カチッって感覚も来た。・・・となると地雷か?踏んで即座に爆発しないのは足を離したら爆発するタイプだからか。ならば。)
体をかがめ立ち幅跳びの容量で地雷の爆発半径から脱走する。
「これならばなんとかなる・・・か?」
「なると思ってるとでも?」
「馬鹿な・・・⁉藤花・・・な・・・ん・・・で・・・」
涼を手刀で気絶させる。
『こちら藤花。バカ兄貴回収。どうぞ。』
『こちら放送部の大翔。了解した。薬学部の部室に放り込んでおいてくれ。どうぞ。』
『了解した。どうぞ。』
「・・・にしても藤花優秀だねぇ。中学生とは思えないや。」
と大翔がぼそっと通信室で呟くのだった。
「助手1号。やるよ。」
「本当に3ヶ月用使うんすか?」
「あぁ、そうだ♪」
「実験には尊い犠牲が必要なんだよ。」
「アンタなんでまた来てるんだよ!それに死ぬと決まったわけじゃないよ!」
春馬が全力で否定する。
また、大佐がカメラで動画を撮っている。
『校長?本当に3ヶ月用使うんですか?』
『いや?1ヶ月用じゃが。』
「ゑ?」
ふと涼と一透の方向を見ると・・・
(時既に遅し・・・!)
既に飲まされていた。
『校長・・・3ヶ月用になっちまいました・・・』
『まぁいいじゃろ』
『どこが⁉』
「体が変わってきた」
(それは撮らんでいいだろうて・・・)
「うーん?」
涼が起き上がる。ふと手を見て
「・・・あるものがなくて無いものがある・・・ヒュッ」
気絶する。そうして例の服を持ってきた。
「着せるセンスのあるやついないんだが・・・助手1号。着せてみてよ。」
「どうなってるんかよくわかんないですー。そもそも佐奈さん出来るでしょうに。」
「読みが鈍いねえ、助手1号。」
佐奈が肩を竦める。それにああ。と反応する。
「ここは私がやってみようか?」
「アンタ中学生なのによく来ますよねー。」
「兄貴のことならお安い御用。一透もやるよ。」
そうして15分後―――見事に着替えさせる。
「そう言えば他の薬は、何があるんだ?」
「えーっと惚れ薬と現在開発中の人間に猫耳を生やす薬と人間に翼を生やす薬と、若返る薬と・・・」
「私には全部効果が無さそうだな」
「全部俺で実験されてるんですけど。」
「いいじゃないか助手1号。」
「で、例の麻酔弾は?」
「さっき渡したじゃないか。」
「そっか」
「あとあと作ってるプロットにあるのは・・・能力強化薬かなぁ。」
「私には関係は無いか。」
「そんなことはないさ。もしかしたら能力が増えるかもよ?完成してないから詳しいことは言えないけど。まぁ、それどころか調合すらしてないんだけどもねえ。」
「藤花・・・さん?だったかな。この二人を寮に連れて行ってくれるかな。」
「佐奈先輩でしたか?分かりました。連れていきます。」
そうして二人は担架で連れて行かれるのであった。
次回、またネタ回