第2話:準5級の討伐
アンフィニ祐です。
ついに準5級をボコボコにします!
「準5級討伐・・・開始!」
涼が準5級の魔物、いや魔獣に刀を向ける。それに気付いた魔獣は火球を吐く。それを5メートルほど飛び上がって避ける。
「問題は・・・能力無しで人間が対処できるのは準7級までなんだよな。それに・・・」
魔獣の爪を刀で受け流して言葉の続きを紡ぐ。
「俺は能力を使うつもりはない。・・・ただ。これ。俺じゃ勝てないんだよなぁ・・・まぁいい。やれるだけはやるとしよう。」
そうして刀を一旦しまい、刀に手を添えたまま走っていく。勿論真正面から攻撃が迫ってくる。それを刀で対処しつつ寸前のところで躱しながら迫っていくのだ。
「あれだな?」
すると妙に固そうな場所がある。
「こういう時は、固いところが急所なんだよなあ。ならば・・・!」
すると至近距離で銃を構える。
「最大出力に耐えられるわけ無いよな?準5級ごときがな。」
するとコルト・ガバメントから弾丸が射出され、急所に直撃する。
『やったか?!』
『それ言っちゃアカンやつ。』
『フラグってやつか?そんなんないない。』
確かに準5級は撃破し、塵となって消え始めている。ちなみに消えないやつもあったりする。
『!新たな敵反応!準3級だ!』
「おいおい嘘だろぅ・・・⁉」
「神の杖、発射。」
地形がえぐれる。それでも通用しない。神の杖を完全に扱えていない限り、人間では既に対処不可能な領域なのだ。
その刹那。準3級の横から何かが衝撃波を伴って着弾する。
『間に合ったか・・・?』
『おい一透!何やった!』
『大和だよ。大和が長距離砲撃したんだ。』
『例の改造を施したやつか・・・』
『そうそう。』
するともう一発弾が飛んできて準3級の皮膚に刺さる。
「はっ、みんなこれから離れっ」
刺さった弾がアーク放電を放ち、放電を含んだ大爆発を起こす。
そして近くに居た大佐とハルが巻き込まれる。
「ごふっ、がはっ」
ハルを庇った大佐が瀕死の状態で回復しない。
『あれを見て何で近くにいるんだよ。なぁ?相棒。』
『・・・。あ。』
『相棒?どうした?』
『そういや処罰受けてないような・・・』
『何の?』
『体育館の壁に穴を開けた件。』
『もう忘れたんだろ。』
準3級はダウンして大ダメージを受けている。
『準3級の撃破を確認。相棒。解体しといてもいいぞ。どうぞ。』
『了解した。』
ハルが大佐を医務室に連れて行く。
「げっほげっほ、あ〜久々に飛んでた。」
「良かった、復活した。」
「ん?何だこれ。」
何かエメラルドのように輝いている割には電気を放っている。
「これは・・・物質核か?間違いない。」
するとその物質核を回収する。
『こちら涼。こちら涼。一透。物質核発見。どうぞ。』
『マジかよ!一歩前進だな。』
『全くだ。あの2つだな。』
なんで実力隠しているんですか!?の物が出てきましたねー。
次回、色々ネタに走ります!