第9話:文化祭ってこんなにカオスだったっけ
ついに始まった要祭。
クラスの出し物がロリメイド喫茶という地獄を見ることとなり、結局劇の内容は決まらないのであった。
「それでは、劇の内容を決めよう。」
一透がそう言った。
「うーん・・・童話とかだよね・・・普通。」
神奈がうーんと考え込む。
「少し息抜きをしよう。」
一透は教室から出ていって路地裏に来た。
「劇の内容・・・ねぇ。小道具なら作れるんだがなぁ。いかんせん内容が思い浮かばない。」
早瀬さんが屋台を片付けているのを見かける。
「ああ、早瀬さん。お久しぶりです。」
「お久しぶりです。」
「劇の内容に今手こずってるんですよ。どうすれば良いんだか・・・」
「劇・・・ですか。」
「ええ。」
「それなら・・・」
早瀬さんがいつか系の話を昔話風にまとめて話す。
「それって何処で聞いたんですか?」
「昔ちょっとね。」
「鬼神勝・・・ですか。多分ノンフィクションですよね。」
「300年くらい昔のお話です。」
「江戸時代・・・ですね。」
「そうですね。」
早瀬さんが屋台を片付けて荷車に積みこむ。
「それでは」
そうして早瀬さんが荷車を引いて帰っていくのであった。
体育館からは儀仗部の出し物で一糸乱れぬ銃の音と吹奏楽部の演奏する抜刀隊が聞こえる。
「退魔隊・・・か。案外面白いのかもしれないな。」
そうして一透は離れていく。
「あの・・・シャーロット・オセロット大佐を見てないですか?」
10歳くらいの双子の女の子が一透に話しかける。もう片方の子の頭には大佐の使っている軍帽があった。
「ああ。それならさっき体育館の所に居ましたよ。」
「Thank you.」
「Let's go!」
片方の子が走り出していく。
「Wait,Inre.」
片方の子も追いかけて走り出していくのであった。
「・・・大佐の知り合いなんだろうな。」
その仮説は合っている。何故ならあの双子は『コードネーム付き』なのだから。
「・・・ということで劇は・・・そうだな。語られることのなかった英雄の姿・・・The story of an untold heroというのはどうだろう。」
「いいんじゃないか?」
「異議なし」
「そんな話があったんだ・・・」
「それじゃあ・・・劇の練習に入ろう。」
そうして劇の練習が開始されるのだった。
しかし、そんなことは露知らず一透のクラスの劇は中止となったのだった。
「え?」
とハルが驚くのだった。
「・・・ということで皆この教室に入ってね〜」
佐奈がニッコニコの笑顔でクラス全員を閉じ込める。
「・・・何やるんだ?」
一透が聞く。
「まぁ・・・良いでしょう。」
神奈がそう返す。
「それじゃあ・・・始めるよ。」
すると何かビール缶のようなものを出してくる。
「おーぷん!」
缶を開けると教室中にガスがいっぱいになる。
「何?このガス。」
とエリルが聞く。
「ロリ化薬〜」
「そういえば私毒とか薬とか効かないから。(ry」
「大丈夫。問答無用で誰でも通用するように作ったから。」
「鍵がかかってるな」
大佐が扉を開けようとするが開かない。
「それっ」
大佐が扉を蹴飛ばして強引に開ける。
「よし空いた。」
しかし時すでに遅し。薬が回っていた。
「佐奈の馬鹿は何処だ?」
「教壇だよ。」
「今度は何をした。」
「だからロリ化薬だよ。はいそれじゃあ服きてねー」
「大佐、撃って良い?」
あからさまにキレている。
「個々の判断に任せる。」
大佐は呆れている。
「任せるな任せるな。これは決定事項だからお前らが一方的に悪い。」
呆れてそう言った。
「私の場合はあまり変化が無いような・・・」
「魔物にも対応してるからねー。というかさっさと着替えて始めるよ!」
そうしてロリメイド喫茶が始められる。
「それじゃ、予定通りお願いねー。」
「ラジャー。」
一透。
「コピー。」
大翔。
「イェッサー!」
そして春馬
「助手1号は元気あるねー。」
「コーヒー豆とか用意してあるよ。インスタントは許さない。」
コーヒーガチ勢である。
「尻尾は・・・どうしよう。」
そうしてロリ喫茶は始まった。ちなみに大好評になったそうだ。それに珈琲が凄く美味しかったそうな。
おまけにその後、定期的にロリ喫茶をすることになった。収入は山分け方式で。αは紅茶や珈琲を入れるのが上手くなった。
これにて、要祭は終わりを告げるのであった。
次回!授業!




