第1話:国連会議とある事件・・・
2024/9/17 8:23
「いやぁ・・・それにしても佐奈。今日は暇だなあ。」
「それだけで済めばいいけどね。」
「え?」
「陽電子砲。あれが今結構な問題になってるんだよ。アメリカの過激派とかロシアとかにも知られたからね。」
「ああ・・・」
一透が神奈の話に納得する。
「大丈夫だろう、あれの事はアメリカの方は私が話をつける。」
「ということで篤斗提督を入れて緊急国連会議になるらしい。」
「あと、うちの司令が勲章をやると言ってたが「司令、もう私に内地勤務をしろと2度と言わないなら、私は授賞と昇進を申し上げたいと存じます。」って突っぱねてやった。」
「ちょっと用事だ、外へ行ってくる。」
「行ってらっしゃい。」
「おう。」
一透はそこから出ていくのだった。
2024/9/17 10:01
「Why didn't you inform us beforehand?(何故事前に我々に通達しなかったのだ。)」
「Because it's top secret.(極秘事項だからです。)」
篤斗がはっきりと述べる。
大佐は篤斗提督の後ろに立って半分キレ気味で殺気が漏れている。
「Этот человек опасен. Пожалуйста, скажите мне имя этого человека.(その人物は危険人物だ。その人の名を教えてくれ。)」
「Невозможно так сказать.(そんなこと言えるわけがないでしょう。)」
圧をかけながら言う。
「You guys might even kidnap the developers, right?(開発者を拉致しかねないでしょう?あなた達なら。)」
しれっとδも来ていて大佐の隣に立っていた。
「一透の護衛にハルとエリルを付けたから問題は無いよ。」
「Я понимаю. Разработчика зовут Кадзуто?(成程。開発者は一透と言うのか。)」
篤斗が大佐達を睨みつける。
「・・・Let's return the story.(話を戻しましょう。)」
「That's right.(そうだな。)」
「First of all, is it really OK for Japan to have positron cannon technology? It seems like it would violate the constitution that says, "Japan shall not possess any tools of war."(そもそも陽電子砲の技術を日本が持っていていいのか?『憲法の日本は戦争のための道具を持たない。』というものに違反しそうだが。)」
「Japan does not have it. In addition, there is a deal with Japan that prohibits use except in emergencies. There is no problem.(日本は持っていません。それに日本と取引をして『緊急時以外の使用は禁ずる。』というものがある。問題はない。)」
「Why didn't the colonel report it in the first place?(そもそも何故大佐はこの事を報告しなかった?)」
「It is currently under the jurisdiction of Admiral Miyaoka.
(今は宮丘提督の管轄下にありますので)」
「・・・It seems better than what you guys have. First of all, the positron cannon is for anti-monster purposes. The mindset of using it for war is more dangerous.(・・・あなた達が持つよりかはマシなように思える。まず陽電子砲は対魔物用の物だ。それを戦争利用する思考回路のほうが危険だ。)」
「確かに、エリル怯えてたよ。」
「...We are talking about a one in ten thousand chance. It will be too late once something happens. I wish they would provide us with the technology to deal with it.(・・・我々は万に一つの話をしているのだ。事が起こってからでは遅いのだ。対処の為我々にも技術供与をしてもらいたいものだが。)」
大佐が更にキレ気味+ニコチン不足で苛ついている。
「You guys, aren't there any chances that it could be diverted for military use?(軍事転用しかねないですよね?あなた達は。)」
「I won't do that.(そんなことはしないさ。)」
大佐がえっ?って顔で見る。
するとアメリカの人間が入ってきてロシアの人間に耳打ちする。
「Я отстранюсь от этого дела.(私はこの件から手を引こう。)」
「「は?」」
思わず篤斗と大佐がそう口にこぼしてしまう。ロシアはこういう話にすぐ食いつくと思ったからだ。
(なにか裏でもあるのか・・・?)
すると大佐の携帯が鳴る。
『どうした?』
『シャーロット先生。あの・・・よく分からない荷物が手紙といっしょに学校に来まして・・・開封厳禁と書いてあるので開けられないんです。』
教員がそう伝える。
『よし、燃やせ』
大佐は即座にそう返す。
『・・・いえ。何かありそうなんです。中を見てからにしてください。なので急いで帰ってきてはくれないでしょうか。』
『分かった、δ』
δと一緒に大佐が第一要塞に戻る。
「これが例の荷物か」
「ええ。」
直方体の段ボールだった。
その中にあったのはカクテルの作り方という本でXYZというカクテルに付箋がついていた。
「XYZ?どこの酒だ?」
「・・・手紙もあるんじゃない?」
藤花が丁度来る。
その手紙には一透と右下に小さく書かれていた。
「・・・ちょっと貸してくれない?」
そうして藤花が何処かへ行く。
それともう1つ1m四方の木箱が届いていた。
「なんだこれは?生モノ。それにα?」
木箱の上面の隅に【α】と書いてあった。
「それと一緒に20mmの狙撃銃もか。はぁ、またか。」
「これでαからδまで揃ったね。」
「取り敢えず、開封は後にしよう。国連の会議があるからな。」
大佐がδと国連会議に戻る。
2024/9/17 11:15
「First of all, why are students building weapons?(そもそも。なぜ学生が兵器を作っているのだ。)」
「He creates with his own will. He says it's a hobby.(彼は自分の意志で作っています。彼はそれを趣味だと言ってましたけどね。)」
「Is that your hobby...?(あれが趣味・・・?)」
「It seems so.(そのようです)」
「Более того, что случилось с кодовым именем: Γ?(あと、コードネーム:Γはどうなったのか?)」
「Сейчас они находятся под наблюдением полковника и его подчиненных (β). Она очень дружелюбна и считает, что с ней можно обращаться, как с любым другим человеком под кодовым именем.(彼女は今は大佐とその部下(β)の監視下にあります。彼女はとても友好的で、他のコードネーム付きと同じ様に扱っても良いと思っています。)」
「Я не могу в это поверить...(信じられん・・・)」
「そう言えばコードネーム付きで1番強いのって?」
「まぁ、僕の様な稀有な存在を除けば、Θかな。圧倒的火力と防御力を持ってるからね。心が脆いのが弱点だけど。今はバチカンにいると思うよ、あとアメリカ上層部の一部の人は大佐をコードネーム:ιとして登録しようとしてたよ。」
「ほぉう、そうかそうかー(棒)」
大佐があからさまにキレてアメリカ代表を睨みつける。
「The topic at hand is the use of the positron cannon. Please refrain from talking about anything unrelated to this.(今回の議題は陽電子砲を使ったことに対する議題だ。今回と関係のないことは喋らないように。)」
「···understood.(・・・了解した。)」
「The outcome of this topic has already been decided.(今回の議題の結論はもう決まった。)」
それに全員が驚く。
「The conclusion of this agenda item is that no sanctions will be imposed. In addition, the provision of positron cannon technology to other countries will be prohibited.(今回の議題の結論は処分なしとする。また、他国に対する陽電子砲の技術提供は禁ずる。)」
「まぁ、そうなるな」
「There is nothing strange about what Admiral Atsuto said. On the contrary, all you guys are saying is your own selfish desires.(篤斗提督の言うことは何もおかしくない。それどころか、君らは自分勝手な欲望ばかりを言っている。)」
そうして国連会議が終了する。
新章、始動!




