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この広い世界を仲間たちと共に  作者: ミリタリーアンフィニ
第2章:失いと哀しみの道
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第8話:ようやく終える夏休み

アンフィニ祐です!

やっと夏休みが終わりましたねー

 一透は制服を着る。

「相棒。行ってきます。」

 一透は涼の写真にそう言って部屋を出ていく。


「おはよー」

 ハルが儀仗の練習をしていた。

「おう。」

 一透はその返事を流した。


「はーっ。マジか・・・」

 佐奈が頭をかく。

「これは・・・。」

「面倒だよねえ。これ。」

「十二分に。」

「奴らの攻撃もしんどいものを用意してくるよ。」

「ほぼ禁忌みたいなもんだと思いますけどね。」

「それはそう。」

「一透はいるか?ちと厄介な事になった。」

「偽涼の正体だるすぎ・・・」

「ほんとですよ・・・」

 目頭を押さえている春馬と佐奈が居た。

「どうしたの?」

 しんどそうな目で神奈が反応する。

「佐奈、ごめん義手壊しちゃった。」

 ハルが銃剣が刺さった義手を持って来た。

「私じゃなくても神奈に任せればいいのに。一透、あれ私も神奈も気づいてるけどかなり落ち込んでるからあまり刺激させないほうがいいよ。」

「ところで、偽涼の正体、分かったの?」

「涼のクローンだよ・・・これ。」

「にしては柔らかかったけど・・・」

「改良はされてるけど生まれたてだからやわかったんだろうと思うし、涼の技も使えないからね。」

「劣化コピー、モンキーモデルに似た感じかな。」

「あれはどんどん進化していくよ。」

「偽大佐と同じ位厄介じゃん。それ。」

「上手く転べば仲間になる可能性もあるけどね。」

「万にひとつの可能性ですけどね。」

「佐奈。ちょっと頼みが・・・」

 一透が入ってくる。

「一透くん、偽大佐の居場所の衛星写真、父さんからコピー借りたよ。」

 ハルが一透に渡す。

「あれか・・・いつ討伐し始めるのやら。そうだ。佐奈。メールで頼んだ薬。」

「え?あれかい?どうしたのかと思ったよ。あんな薬を頼むなんて。それも君から。」

「いいから。」

 薬を投げ渡す。

「サンキュー。」

 それを自らの口に放り込む。

「じゃあな。」

「・・・マジか・・・。」

「病みに病んでますね・・・あれ。」

「助手1号・・・あれは末期症状かもしれない・・・」


 その頃アメリカでは、

「大佐、この航空写真を見てくれ」

 コワモテの少将が大佐にとある衛衛星写真を見せる。

「なっ、これって・・・」

「そうだ。コードネーム:Γだ。」

 そこには多くの艦を取り込んで大きくなった偽大佐の姿があった。

「今度は鯨ではなくて海蛇ですか。それに全長が2km以上も・・・」

(この主砲の形は長門に金剛型、それにフレッチャーと日本の12.7mm連装砲がこんなに、それに空母の甲板に戦艦と重巡の装甲をこんなにも、やはりあの海域のせいか・・・・)

「次にこれを見てくれ」

「これは、何でしょうか」

(この形、ゼロとジョージに似ているな・・・)

「敵の艦載機だ。」

「は!?」

 思わず声が大きくなる。

「遂に奴らも此処まで来たのか。」

「今の所奴は休眠状態で、そして現在進行系で成長中だ。参謀本部は、あれに手出しをせずに経過を見る事にしたようだ。」

「実に、賢明な判断だと思います。あれに余計な手出しをして更に被害が拡大するのはこりごりです。それとコードネーム:αの状況はどうですか?」

「それならエリア51の地下150m地点で厳重に保管してあるよ。今の所、コードネーム:αの活性化の反応は見られていないよ」

「なら良いでのすが、あれらの処理に貴方が核を使おうとするならば実行される前に私が貴方を容赦無く銃殺しますのでそれでは」

 とニコニコ言う。

「そう言えばコードネーム:βの調子はどうだ?」

「あの娘は上手く馴染めています。それにこの様子なら暴れ出す事は無いでしょう。あの娘は慈善な性格ですから。」

「コードネーム:Δとは性質が対になる光の存在か。」

「扱い方によっては人類は滅びの道に行くことになりますがね、それでは」

 大佐が退室する。


 一方その頃・・・

「それと、気になってたんだけど、ハルの遺伝子構造に人じゃ有り得ない所があったんだけどなにか分かる?」

 ハルがお茶を吹いて咽る。

「なっ、何でもナいよ。」

 珍しく動揺している。

 そうしてハルが逃げようとするのを全員で抑える。

「☆HANASE☆」

「何か隠し事でもあるのかなぁ?」

「ヒッ、誰か助ケテ」

「やっぱ何か隠してた。」

 そうしてハルが簀巻きにされて猿ぐつわを付けられる。

「なにやってるの?」

 高い声が鳴り響く。

「ん、んん〜〜〜(助けて〜〜〜)」

「・・・佐奈。離してあげて。」

「・・・末期症状一透ちゃんかわいー!」

「末期症状はいらないと思いますけどね。」

「助手1号・・・正しいと思う!」

「それは結構。」

「ゲホッゲホッ、何デイキナリ縛ッタノ、アッ」

 ハルが自分の声が変わっている事に気がつき顔が青ざめる。

「イヤッソノ、コレハ・・・」

「話してもらおうか(圧)」

『タイサ、ソノ、バレマシタ』

『もうか、昔からボロ出す癖は治ってないな。』

「私ハ、コードネーム:β、偽大佐、コードネーム:γト同種ノ魔物。デモ私ハγト違ッテ、人間に対立シヨウトハ思ッテイルワケジャナイ。」

 ハルがγと同じ形態になる。

「あれ、思ったより偽大佐とは違うな。なんか禍々しさが無い。」

「よぉ、久しいな、俺が居ない間に色々起きてそうだな。」

 零夜と蓮也がワープホールから出てくる。

 するとそこにはなにが起こっているとでも言わんばかりの地獄絵図が広がっていた。一透がロリ化+メイド服状態となっていたり。

「なんでこんな地獄に子供が?」

「一透なんですよ。」

「助手1号。幼くていいよ?これ。」

「あーお前、女になったと思えば、今度はロリかよ!なぁ蓮也。」

「あぁ、これはおもろい。」

「いやこいt」

「助手1号が言う前に言う!こいつ自分で飲んだ!」

「お前、バカおもろいじゃん!」

 零夜が笑い転げる。

 すると佐奈が調子にのって変身状態のハルに幼女化の薬を飲ませる。

「ナニスンノサ!」

「あぁ、俺は遠慮するぜ、飲ませるなら蓮也にしてくれ」

「なんで俺なんだよ馬鹿野郎!」

「ソレト、コードネームガツイテイルノハワタシヲフクメテゼンブデ8ダッタヨ」

「声が高くて聞き取りづらいな。」

「ゼンブデα、β、γ、δ、ε、ζ、η、θダヨ」

「そんなことより、薬飲んだ人たちは、一人称も変わるのか?」

「ボクハヘンカガ、アレ、「ボク」?」

「変わるんだな、まあどうでもいいが。」

「クスリノコウカワドコクライツズクノ?」

「早く治れば良いな、俺には関係のない話だが」

 すると大佐が非常口を通って現れる。

「なんだ、非情事態か?」

「おお、丁度良かった、夏休みの宿題、やったか?ん?」

「あぁ、すてt、骨折してたからできてませんが?」

「足を骨折したんじゃけぇ出来るやろ。」

 大佐が何かニコニコ笑っている。

「あっ(察し)」

「大佐、1ついいか?俺は、腕、肋骨、足、だが?医者から聞いてない?」

 と零夜が答える。

「まだ良いほうじゃん」

 全身打撲&左腕損失経験者のハル=サンがそう言う。

「不死身がおかしいだけじゃない?なぁ兄貴」

「そうだな。」


「さて・・・こっからどうするか。私は・・・これから・・・何とか言ってほしいよ。・・・相棒。」

 再び墓へ帰ってきていた。

「・・・俺にできるのは彼奴等を見守ることだけか。」

 気づくとすでに薬の効果は切れていた。

「あいつ・・・全然効果がない奴を持ってきたのか。はあ・・・」


地上は任せたぜ。一透。


「え?」

「幻聴かな」

走って来たハルも聞こえていたようだ。

「・・・吹っ切れた。相棒にこうも言われちゃあな。さっさと着替えていくか!」

 すると一透は自室へと行く。

 しれっと撮っていた一透の女装姿の写真が間違えてクラスのLI◯Eに投稿されたが、その一透の隣に半透明な涼がいたのはここだけの話である。


「一透〜。次数学でたすき掛けだよ?」

 神奈がちょうど一透の寮の前まで来て言う。

「そうなのか?」

「一透なら余裕だと思うけども。」

「まあな!」

 その時の一透は心の底から笑っている笑顔だったという。

「へっ俺は数学はオワコンだぜ!」

 零夜やそう叫んでいる。

 因みに大佐は80年前の為たすき掛けという概念を知らない模様。

「クロスアームブロック。」

「なんで?」


「・・・という事で因数分解ではたすき掛けというものも存在します。」

「そうなのか、最近の教科書は全く違うからな。ほら。」

 大佐が高校の頃の数学の教科書を出す。

「大丈夫か?ボロボロ。」

「・・・全部英語なんですが。」

 春馬がジト目で見る。

「・・・というか何で数学の授業で居るんだよ!」

「アンナと物理的にくっついてるからな。」

「あれ?アンナって聞いた事も見たことあるけど思い出せないか。えーっと忘れた。」

「はーい。ということで。たすき掛けがなんでたすき掛けか分かる人ー。」

「・・・確か・・・昔のたすきがクロスしてたからじゃなかったですか?」

「よく知ってたね。」

「どっかで聞きました。」

 アンナは教科書の日本語が読めずに混乱している。

とうとう偽物の涼が登場!

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