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この広い世界を仲間たちと共に  作者: ミリタリーアンフィニ
第2章:失いと哀しみの道
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第7話:大改装の艦艇達

アンフィニ祐です。

更に新たな敵、出現。

 病室で一透が腕を組んで考えている。

「ミズーリかぁ・・・。」

「大和の改装。助かる。ところでミズーリか?・・・なにか知ってるような・・・」

 篤斗が病室に入ってくる。

「確かミズーリって核熱ジェットにスラスター変更されてたけど。」

 ハルも話に入ってくる。

「あぁ。そうだ。俺が大和艦長に抜擢されたきっかけがミズーリなんだ。それとシャーロット・オセロット大佐だったか?俺が大和艦長になりたてだった頃は彼女が艦長をしていたなあ。」

 篤斗が思い出したように伝える。

「それは知らなかったです。」

 反対側のベットでは大佐が寝ている。

「確かBBCV計画を立案したのも彼女だったね。国連の命令を元に動く独立部隊、当時の世界の技術を惜しみなく使って作ったのがあのBBCV-01から04なんだ。02と04は70年たった今でも無改修で現役さ。」

「ミズーリ・・・現物を見てから判断したいものだ。」

 すると佐奈が入ってくる。

「一透。そろそろ退院しても大丈夫。ほら、行きなさい。私はこの偏った生活からそろそろ脱却するから。・・・ほら、行きましょう。助手1号♪」

「げっ。」


 そうしてミズーリの甲板上にて、

「懐かしいな、そうだ、丁度この位置で、調印式が行われたんだったな。」

「この船、継ぎ接ぎだらけだし、甲板も軋んでる。それに、あっ」

 大佐が2番砲塔の砲身の上に座っている。

「この艦()、この状態ではもう見納めか。おや、提督に一透。貴方達もここに。」

「来年までの長期休暇ですよ。今年で77歳ですからね?」

 すると大佐が一透に封筒を投げて渡す。封筒には、

『FA-YAMATO Project(フルアーマー大和計画)』

と書かれていた。

 そして気づくと大佐は居なくなっていた。

「なんだ?これ。・・・大佐。大丈夫。見納めなんてさせませんよ。・・・そうだ。」

 ニヤッと一透は微笑むのだった。

 FA-YAMATOの設計図を見てみると、大和を素体にミズーリの装甲をシュルツェンとして取り付けたり推進機や17インチ砲など移植する様な感じとなっていた。

「残念だが規格がこれじゃあ合わないな。」

「だが・・・改修の設計図は出来た。後は実行に移すのみだ!」

 そうして一透は走って自室にこもると半日で改修案を完成させたという。


 その日のカレンダーは27日を示していたという。


 部屋で一透が図面とにらめっこして鉛筆で頭を掻く。上を向いて呟く。

「ミズーリは後は現場の人に任せればいい。艦のフレームの歪みはそこそこのものだったから全て交換だろうな。それで次は・・・武蔵だな。1日で終わるだろう。」

 その宣言を上回る半日で武蔵は仕上がった。

武蔵の点検と艦底部の修復、艦のフレームに歪みがあるかのチェックに全てが通って最終調整と3核融合炉にも手を入れたのだった。


「・・・さあて。本命の大和の修理をさせてもらうとしよう。約束だしな。」

 するとBBCV-03が帰って来て積荷を降ろしている。

「どうした?」

 一透がバインダーを持っており、その目の前になにかがある。

 積み荷の一つにアメリカ製の人形兵器が混じっている。

「なんだあれ。」

「UW-1F、ノースロップ・グラマンがUW-1Aを元に開発した可変機だね。癖が殆ど無いのが特徴かな。アメリカらしいね。武装はM()1()4()()()()()()()()()()()()()だけだね。」

「今度はアンナか。」

「可変機と言えばバリアブル・フレームか?そういえばアレの発展型作ってなかったな。」

「一応、ライト・フライト・フレームっていう簡略・軽量化したフレームで一応、烈風っての作ってたよ。確かハルが乗り回してたやつだね。」

「成程な。つまり耐久力は低下したか。」

「その分機動性と整備性は向上しt、一透、良いニュースと悪いニュース、どっちから聞きたい?」

アンナが大佐に切り替わる。

「あー、じゃあいいニュースから」

「いいニュースは、奴の場所が特定で来た事だ、場所は、ソロモン諸島だ。」

「じゃあ悪いニュースは?」

()()()()()。」

「なっ・・・!まさか・・・!」

「そのまさかだ。アメリカの戦艦、ネバダ、アーカンソー、ニューヨーク、ペンシルベニア、空母サラトガや、日本海軍の戦艦長門、軽巡洋艦酒匂ドイツ海軍の重巡洋艦プリンツ・オイゲンがあの海域には眠っているんだ、それにソロモンには()()()()()()()()()()()()という艦の墓場があるんだ。それを全部吸収されたら冗談じゃ済まない。本国はあれの処理に核の使用をためらっていない。あの惨劇を繰り返してはならない。それと、やつはsssssss、eるよ。・・・どしたの?」

 アンナに切り替わる。

「それじゃ私も大和の改装の手伝いをするよ。」

「やあ一透くん。大和は・・・これか。」

「ええ。予定では10月頃に改装は完了しますが運用は来年の元旦からでしたよね。」

「ああ。・・・ただ。先程言っていた不味いのはそれだけじゃない。とんでもなく最悪なニュースがある。聞くか?」

 篤斗が話をひょいと変える。

「そこまで言われちゃあ聞きますよ。」

()()()()()()()()()()()()()()。」

「・・・は?」

「はっ発射場所は?、どこですか!!」

「それは分かっていないが発射された7発の弾道ミサイルは全て日本へ牙を向いていた。そのうちの6発は迎撃したんだがな。撃ち漏らしがあったようだ。なに、着弾したとは言っても弾道はそれて山に着弾した。」

「もしや、ハイランクの魔物が・・・」

「お前らは知らなかっただろうな。今、世界で大問題になっている新興宗教が引き起こしているものでな。何故か日本では被害が殆どなかったんだ。」

「被害が妙に小さい。本当に弾道ミサイルか?」

 一透がそう呟く。

「対地ミサイルだったりしないか?」

 また大佐に変わっていた。

「奴らとの関係性が無いとは言い切れないな。」

「面倒な敵が増えたもんだ。」

「・・・一透。もしかしてだけど涼が定期的に血濡れて帰ってきてなかった?」

 神奈が一透に聞く。

「よく分かったな。」

「もしかしてだけど、日本で被害がなかったのは涼が被害を抑えてたからじゃない?」

「そういうことだったのか・・・!」

「で、そのカルト教団の本拠地は掴めたのか」

「殆ど極滅されていたらしいからね。出来てないんだ。暇だったから調べてみたよ。」

「本国の場合は見つけ次第、FAEBをポイして終わりだったな。」

「アメリカでもFAEB落としても爆弾が狙撃されてたらしい。」

「あぁ、だから良く私が突入しようとすると爆発したのか。」

「最近は軍艦すら自分たちで作り上げたらしい。・・・どっかの船に艦砲射撃で沈められたらしいが。」

「あー(察し)」

「で、あの怪物の話に戻るんだが、連邦議会はあいつを()()()()()()()γ()と命名し観察を行っている。これがその資料だ。奴は今、アイアンボトムサウンドで休眠状態だ」

「・・・鉄底海峡。」

 提督の顔が曇る。

「おい!仮面をした人間が学校内に侵入しているらしいぞ!」

ここは呉のドック。間に合わない。「確かハルは向こうに居たよな。」


 そして学校にて――――その人物は刀を持っていた。

「手を上げろ。」

 ハルがM4カービンの銃口を後ろから突きつける。

 すると無言で左手を鞘に手をかけて親指で刀の唾を押し出す。

 ハルが太腿に銃弾を撃ち込む。

 お構いなしに刀を引き抜いて8mほど飛び上がる。

「なっ」

 3点バーストで発砲する。

 すると仮面に直撃し、仮面が破壊される。

 その姿は・・・見覚えのある姿だった。

 ハルがため息をついて銃口を下ろす。

 すると懐まで飛び込んで首を切り落とそうと接近する。が銃剣で受け流してあばら骨をグーパンで2、3本へし折る。

 すると後方にジャンプし距離を取る。

 すると誰かが不審人物の腹を蹴り飛ばす。

「・・・誰よ・・・!アンタ・・・!」

 藤花だった。

 そしてハルが巴投げで投げ飛ばして不審人物を壁に打ち付け、両足の腱を撃って動けない様にする。

 すると彼の顔が完全にあらわになる。

「・・・で?誰?兄貴の面を持った不審者。」

 被弾した箇所が修復されてゆく。

 再び刀を引き抜く。

 ハルがM4からグレポンを外して散弾銃を装着する。

 するとハルの電話がかかる。

『もしもし、えっ』

「藤花、伏せて!!」

 17インチ砲弾が飛んできて、涼?に直撃させる。

 しかし・・・飛び上がって回避していた。

「・・・こいつは確実に兄貴じゃない。兄貴ならここで漆式を使う。」

 すると大佐がいきなり非常口から出てくる。

「待たせたな」

 大佐が変身して涼の首をへし折る。

 すると動かなくなった。

「まさか、涼も偽物が現れるとはな」

 変身を解除する。

「ちょっと細胞取りますねー。」

と佐奈がなにか採取してどこかへ走っていく。

これにて夏休み、終了。

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