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この広い世界を仲間たちと共に  作者: ミリタリーアンフィニ
第2章:失いと哀しみの道
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第6話:決戦のその後

アンフィニ祐です。

ひと休憩です。

「やっと終わったのか・・・」

 一透が緊張から開放されたままふーっとため息を付いて体を伸ばす。

 すると大佐が頭を抱えている。

「どうしたの?」

「元に戻れたのは良いんだけどアンナの幻聴が聞こえるんだけ「そうだよ何でこんな事に(ドイツ語)」ど・・・???」

 大佐が混乱する。

「あー、つまり大佐の体の中に2人いるって事?」

「恐らく・・・」

「どうするの?大佐壊れかけてるけど」

 ハルが一透に聞く。

「精神科にでも放り・・・こん・・・どけ・・・。」

 一透がぶっ倒れる。


『今回の作戦において我が方の死者は0名。怪我人は一応0名。損害は戦艦大和中破、蒼龍、及びBBCV-01は損害なし、戦艦武蔵は艦底部の塗装が剥がれ、その他の艦艇は修復はできますが運用は困難な状態となっている。敵特級を瀕死に追い込む事が出来た事により敵の行動は当面制限されるであろう。だいn、連合軍の勝利である。』

と報告する。

 ちなみに一透は救急車で運ばれた。


「えーっと。一透の容態だけど・・・これは・・・」

 カルテを持って佐奈が頭をポリポリかいて言う。

「ざっくりいうと深刻な睡眠不足、栄養失調、ストレス、過労・・・一透に何でもかんでもやらせすぎ。一透が倒れるまで働かせたのも十分に責任があるからね?そりゃあ体に気をつけずに徹夜と寝落ちを繰り返した一透にも責任はあるけどそれをさせた君たちのほうが重大。涼だって一透に負担をかけないように武蔵の開発はじっくりさせたんだよ。」

「大佐の方は、自分が何者なのかとかを見失っちゃって、それで体の方にも影響が出ちゃって、今は病院で療養中。一透よりかはマシだとは思うけど。あの人も一透を倒れさせた原因だからね?」

 佐奈にその後全員が怒鳴られたという。


「・・・という事で私神奈が日本のボロボロになった艦船を修復しまーす。」

「手伝いに来たよ。」

 ハルも来る。

「ありがとう。いやー。空母級の修復は多分来年まで引っ張るねぇ。大和の状態は一透が点滴しながら行ってみたらしいけど()()()()()らしい。」

「あとアンナ?から無限弾薬バッグを借りてきた。これで武装は換装出来るよ。」

「武蔵は一透が調整するだけだから来月には使える。」

「しかし、呉海域に船の墓場が出来かけてるは気のせいかな・・・」

「まあ、大和が復元したとは言っても真っ二つになってたりかなりボロボロの状態で復元されてたからね。」

「あとBBCV-03とミズーリも引き上げちゃったし・・・でもBBCV-03は水抜きして内装と武装を付け替えれば良いから、まだ楽だよ。」

 そうしてXF/A-26を使ってBBCV-03を直す。

「案外船体だけなら簡単だったね。」

「不味いぞ!」

 大翔が走ってくる。

「どうしたの?」

「日本領海のすぐ近くで魔物だ!そこそこのサイズらしい。」

 現在使える船はない。ほぼ詰み状態なのだ。

「真珠湾からBBCV-01が来るまで何分?」

「かなりかかると思うし、真珠湾付近でも居るらしいからなあ。」

「俺はここから動けないが・・・まあ港に行ってこい。」

 一透がそう言う。

「BBCV-03用の新型の試作機は使える?」

「そんなもん開発停止だわ馬鹿野郎。」

 一透が弱々しい声で言う。

「テスト機は1機作ってるから」

「うるせえ!さっさと行くぞ!」

 春馬が港へ向かう。

 そうして港へ行ってみると・・・


「おいおいありゃ何だ・・・?」

 大翔が呆然としている。

「・・・まさか・・・あれを使うの・・・⁉」

「たしかにあれを動員するのは分かるけども・・・」

 神奈と佐奈が驚いている。その船は・・・


『こちら篤斗。8810号艦、出港する。』

 8810号艦が出港してゆく。

 第1艦橋では魔物へ到着するまでに軽い雑談をする。

「名前がないのはどうかと思いますけどねえ。」

「試作艦だからな。」

「最近はどこの国もこっちに手を貸せる状況ではないですしねー。」

「借り物だから無茶はできない・・・か。」

「大和はどうしたんです?」

「聞いてなかったか。あれは・・・」


「修復不可能?!」

 篤斗は驚きを隠せなかった。

「ええ。ざっと見たんですけどこいつ、見た目以上にひどい状況ですよ?だって毎回かなりの激戦を繰り広げているから各所にガタが来てるんです。それに坊ノ岬沖決戦でのダメージ。正直これが一番きつかったです。薄々気づいてましたよ?前回の改装でも。けどここまでひどい状況になるとは・・・」

「BBCV-03はどうなんだ?」

「知りません。俺はあの船の管轄から外されましたから。(ストレス過多などを防ぐため)」

「BBCV-03は物資を積み込むだけだけど、調整とかがあるから最低1日はかかるよ。確か今は横須賀のドックで調整と積み込みが進んでいるよ。」

「もう戦えないのか?大和は。」

「・・・俺からは3つ。提案します。」

 一透が3本の指を突き出して言う。

「3つ?」

「1つはあの大和は既に寿命。新しく建造する。」

(4兆・・・)

とハルがそう思った。

「・・・続けてくれ。」

 思いつめてしまうがそう絞り出す。

「2つ。意地でも修理する。保証はありません。真っ直ぐ航行するかも怪しい。」

「じゃあ3は?」

「そして・・・3つ。黙って俺に任せる。」

「・・・君に大和を預けよう。」

「分かりました。ただ、今までの大和とはかけ離れたものになるとは思います。今までの大和級との部品共有率はかなり下がるでしょう。ただ、武蔵との部品共有率は上がると思います。」

「・・・成程。」

「あと、アメリカから『ミズーリはもう退役させるから船体やパーツ等は自由に使って下さい』との通知があったよ。」

「記念艦にしとけよ・・・!」

「あのミズーリ、もう何度も沈んでは改修してだましだまし使ってたらしいから記念館にしてたら劣化で沈むかもしれないらしいよ。」

 その後にどデカいため息がこだましたという。


「・・・ってことだ。」

「うんかなりおかしいっすね。え?大和武蔵化するの?ちょっと楽しみだなあ・・・。」

「目標。主砲の射程圏に入った。」

すると後ろから調整を終えたBBCV-03がやって来る。

「面舵60。全砲門を目標に向けよ。」

「了解。自動照準システム、スタンバイ。大方の照準を合わせます。」

 8810号艦とBBCV-03が目標に照準を合わせる。

『うちー↑かたーはじめぇー↓』

 その合図と共に砲撃を開始する。

 BBCV-03も48cm連装電磁加速砲に換装したので射程が元々より大幅に向上している。

 そうして案外あっさり敵を撃破する。

『こちら8810号艦。敵の撃破を確認。帰投する。』

『こちらBBCV-03、我々は一度、アメリカに物資を取りに行きますので、ご武運を。』

 そうしてBBCV-03はアメリカ方面に行く。

「帰るかぁ。」

「ですね。」

 そうして2つの艦は互いに背を向け自分たちの祖国へ帰っていくのであった。

 8810号艦。新型大和級戦艦の試作艦だったが一透が戦艦大和を改造したため新型大和級の計画は延期となった。しかし来年には就役予定である。

 また、ミズーリは魔改造の後、アメリカへ返還予定

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