第2話:入学式という名の地獄絵図
代表、アンフィニ祐です。遅れてすみません!
ここは第一要塞学校。山の中に存在し、ある意味要塞のような鉄壁の防御を誇っている学校だ。そこに今回入学式の主役が来る。
「高校デビューだな。相棒。」
彼の名前は片羽一透。戦闘能力はあまりないが、物を作る技術や知識が桁違いに高い青年だ。
「まぁな。制服が中学の時から殆ど変わっていないのは驚きを隠せないんだが。」
そう言ったこの青年の名は鬼神涼。戦闘能力はかなり高いが今まで一度も能力を使っておらず素の実力で成り上がった人間だ。
「ワッペンが変わっただけだな。」
彼らには両肩にワッペンが刻まれている。そのワッペンに一透は技術科評価B、もう涼は戦闘科評価Bと記されていた。その前にいる子は戦闘評価Aであった。
この第一要塞学校では入学前に試験がある。
その試験は基本筆記。
そして最後に入学式当日に実技試験が存在し、それで最にの能力を図るというなんとも不思議な学校である。
ただ、この試験は第一要塞学校が出来て依頼初めて能力が出来てその能力を見極めるために入試に実技を組み込めなかった為、入学式に何とかねじ込んだものであった。
現在では中学校から実技のデータはあるので問題はない。入試の際でも中学校からデータは持ってきてもらっているし、ある程度の実技はするのだ。
これはある意味これは恒例行事のような側面を持っているのだ。
「戦闘ランクFから始める。Fランク、佐々木春馬!」
「はい!」
そうして試験内容は・・・
「この鉄板を破壊しろ。」
「はい!」
すると熱を使って溶かす。Fとは言ってもこの学校での話。コレくらいなら出来る。その後に
「Bランク、鬼神涼!」
「はい。」
拳でぶん殴って破壊する。そうして続いていき・・・
「次、Aランク金田ハル」
「はい」
M82を構えて放つと光の弾丸で金属の板の上半分を消し飛ばす。
「以上をもちまして、第44回第一要塞高校、入学式を終わります。気をつけ、礼。」
不定期になると思いますが本作品を宜しくお願いします!