第1話:筑波に魔物襲来
アンフィニ祐です。
ついに第2章が始まりました!
失いと哀しみの道とは一体!?
「さあて。能力発動だ。」
涼がそう言うとコートが出現し、羽が生え、虹色の粒子がでてくる。
アンナが大佐の連装パイルを2個出す。
「ありがとな」
「やりたいことを勝手にやってるだけです。」
『こちら大翔!システム同調完了。一透との情報リンク完了。各自に装着させているイヤホンにホログラフで出す。確認してくれ。どうぞ。』
『こちら涼。確認した。これは・・・かなり多いな。どうぞ。』
『ああ。信じられない量だ。』
一透がその意見に賛同する。
『ドイツが要素不安だ。蓮也と零夜はワープホールでドイツに行け!』
『分かった。』
蓮也と零夜が言われたとおりにドイツへ向かう。
大佐が変身し、相手の脚部にパイルを打ち込んでこかす。
『敵の詳細判明!・・・これは・・・!』
『こちら涼、どうした!どうぞ。』
『敵の1級は大型に飛行可能型と判明。現在も飛行しています。ただ、特級は・・・人型で、高度な知能を持っている可能性があります!』
「ダーインスレイヴ!!」
アンナが神の杖を連射して1級を蜂の巣にして沈める。
しかし一瞬にして回復する。
「これは使いたく無かったけど」
アンナが1級に手をかざして握ると1級が何かの力によって圧縮され消滅する。
「がはっ、げっほ。」
しかしいきなり出現する。
「何かからくりがあるな?」
涼がそう呟く。
「特級を倒せばあるいは・・」
「特級は俺に任せてもらおう。未だに最高性能を引き出したことがないからな。(ギリギリ死なない程度の状態の最高性能を出したことがない。)」
「涼、これ。」
アンナが涼に何か15cmほどの杭の様な物を渡す。
「ん?何だこれ。」
「それを刺せば物質の固有振動数を割り出して、それと共鳴する振動を高出力で発信する装置。物質の固有振動数に対し共振現象を引き起こすことによって、目標の分子結合を崩壊させて破壊する事が出来る。」
「長い。それにまともに通用しそうにないが。」
「簡単に言うと一透と一緒に夜なべして作った兵器ってとこ?」
「ただ、そんな一透の最高傑作って何か知ってるか?」
「3核融合炉?ってやつ。」
「違うな。(あれの理論構築したの俺だし・・・)」
腰にある刀をトントンと人差し指でつつく。
「こいつだ。さあ、敵を処理するぞ。」
そうして刀を構えて走り出す。
「貴様が我と戦うニンゲンか?」
「(こいつ喋るのか。)ああ、そうだ。」
「ニンゲン・・・我を楽しませろ!」
「ずいぶんと上から口調だな。」
そうして刀を引き抜く。
「まあいい。お前が俺の能力の実験道具になってもらうとしようか。」
「面白いことを言うニンゲンだ。」
その刹那、二人は走り出す。
「まず第1弾。四方八方から銃撃・・・まあ・・・耐えられるだろ。」
すると涼が言った通り人型に四方八方から銃撃が来る。
「面白い攻撃だ。だがしかし・・・!」
一瞬にして間合いを詰めてくる。それに刀を直ぐに防御に使う。
「それには既に気づいていたもんでね・・・!」
「フッ。流石だ。」
大佐が物陰からゆっくり近づいてパイルでの攻撃を仕掛ける。
「貰った!!」
アンナが接近し、攻撃する。
「鈍い。」
軽くあしらわれつつ弾き飛ばされる。
「集中はそらさないほうがいいぞ?」
気づくと完全に懐に飛び込んで既に、刃はすぐそこにある。
「想定の範疇だ。我はそう簡単には死なん。たかが斬撃を食らう程度・・・」
「そうか。じゃあ、切り刻むわ。」
「何?」
そう言ったその直後、1立方センチメートル位のブロック状に切り刻まれてゆく。
「・・・はやぶさ斬り・・・ってとこかな。」
「燃やしとく?」
アンナがフラフラとよろめきながらそう言う。
「そうだな。春馬。出来るだろ?」
「出来るな。」
そうして春馬が焼却する。
「よし、面倒なのは仕留めたがまだまだ雑魚がうじゃうじゃいる。・・・ということでその他雑魚を仕留めにかかるか。」
『ドイツもヤバそうではあるのだが・・・』
『日本もかなりのやつが増えてるだろ?』
『確かに。』
確かにレーダーによるとまだまだ6級が来たりしている。
6級とは言えどかなり強い部類だ。
すると一透がいきなり『相棒・・・荷物が届くぜ?』と言った。
『一透・・・?どういうことだ。』
『まあ見てなって。』
『これは・・・高高度から不明なものが降下!』
大翔が無線でそう叫ぶ。
すると全員の耳がキーンと耳鳴りがする。
「・・・うるせぇ。」
全員がそう呟くのも仕方のないことだった。
そこでいち早く涼が空を見上げて呟く。
「あれは・・・人型の・・・いや、人形と言うならばでかすぎる・・・!・・・ん?待てよ?まさかあれって・・・!」
『荷物のAX-24-02AD、雷鳴AD装備だ!』
『airborne drop(空挺降下)から持ってきたのか。』
『そうそ。ちなみにAX-24の2号機だぜ。あれ。』
『ほう・・・?』
『あとあれ、誰も乗ってないから降下しか出来ないぞ。』
『え?』
「よし、春馬!雷鳴に乗れ!」
「俺がか?」
「お前しかいねえんだよ!使えるやつが!(俺は能力を使ってるから使えないしな。)」
少し考えてそれを了承する。
「分かった!」
「その他全員は雑魚を処理するぞ!なに、俺達なら出来る。」
「さて、システムは・・・元気ピンピン。AX-24-02、起動する!バックパックユニットを切り離す。」
バックパックが音を立てて地面に落ちる。
「さぁ。狩りの始まりだ!」
『相棒、敵の総数を確認した。およそ240!ただ、退魔艦隊が処理してるやつもある。俺等はそれの食べ残しの処理ってとこだ。艦隊が食った数は推定890・・・ってとこだろう。』
「まぁ良い、行くぞ」
「了〜解〜」
大佐とアンナが前線に出る。
大翔が話をしていて無線にもつぶやいてしまう。
『・・・いいんですか?』
「構わない。彼らなら出来る。」
『・・・兵装制限解除。使用禁止兵装の使用を許可。交戦せよ。』
「おいおいマジかよ・・・!」
使用禁止兵装。有名どころで言うと神の杖、などがある。ちなみに勝手に使うと国にブチギレられる。
『敵増援!空だ・・・!』
『あーあー。聞こえるか?こちら退魔航空自衛隊。空は任せてくれ。』
「ダーインスレイヴ!!」
アンナが神の杖で3級を片付けてゆく。
「おいおい・・・どうやら本気のようだな。懐かしい武器が飛んできたぞ?」
涼に向かって大太刀が飛翔してくる。
「大太刀・・・確か名前は・・・鬼神刀・・・だったか。」
今使用している刀を鞘に戻して鬼神刀を構える。
「面倒くさい(ドイツ語)」
振動弾を搭載したマイクロミサイルランチャーを発射しどんどん減らす。
「鬼神刀・・・行くぞ。」
鬼神刀で敵を叩き切ってゆく。
「鬼神刀はとんでもないぞ?」
「?何がです?」
一透と大翔が話し始める。
「鬼神刀は鬼神家の能力を最大限に活かせられるように作られた刀だ。つまり・・・能力を使っている相棒にすれば化け物みたいに強くなる。鬼に金棒とはこのことだ。・・・いや、この場合は鬼に大太刀だな。」
「・・・鬼神刀っていつ頃の武器なんですか?」
「確か・・・戦国時代だったか。」
「戦国ぅ⁉」
「平安時代、とか奈良時代とかいろんな説があった気もするが。」
「とにかく古いのは分かりましたよ・・・。」
「ん?こいつは不味いな・・・」
無線を繋ぐ。
『相棒。急がないとドイツが保たなくなる。急いだほうが良い。』
『了解した。雑魚狩りもそろそろ終わる。』
『雑魚狩りもそろそろ終わる。』
「さあて。残りの6級の大群を仕留めてドイツへ行くとしよう。」
『こちら佐奈。・・・只今無線室にいまーす。』
『なんでだよ。』
『あまり気にするな。』
涼が魔物に切りかかってゆく。
「残リ、5分カ」
大佐がぼそっと呟く。
「まだ行ける。まだやれる・・・!」
涼が進んできた道は既に魔物の血と魔物の残骸の道となっていた。 アンナと大佐も血まみれになっている。
「すごい・・・」
神奈がレーダー越しに見ていてもその声が漏れ出る。
そうして敵を跡形無く殲滅するのだった。
海岸において・・・
「主砲、弾薬残りわずか!」
「そろそろ不味いのか・・・?」
「・・・!敵、もう来ません・・・!」
「終わった・・・のか?」
「・・・レーダー反応!かなりのサイズです!」
「全艦。撃ち方はじめ!」
直撃が全て命中する。
しかしダメージが入っていたのは大和の主砲ぐらいなものだった。
「馬鹿な⁉直撃のはずだぞ!」
篤斗が身を乗り出して言う。すると
『Fire』
16インチ砲弾が飛んできて魔物の頭部に直撃させる。
「あれは・・・!」
「艦艇照合・・・BB-63ミズーリとBB-61アイオワです!」
『Supporting the US 7th Fleet(アメリカ第7艦隊援護に当たります)』
『appreciate.(感謝する。)』
と篤斗が自分で言う。
ただ、魔物に少なからずもダメージを与えている。
「ただ、このままではあれには勝てません・・・」
『全砲門、撃ち方はじめ!』
無線から声が木霊する。
15発の砲弾が魔物に直撃する。
『じっちゃ・・・ゲフンゲフン。久しぶりです。宮岡提督。』
「この声・・・直刀か!」
武蔵と真っ白い伊401が援護に来た。
「総員、あの魔物をボコボコにするぞ!」
『こちら蓮、AX-24P-03、出ます!』
雷鳴3号機の陽電子砲を搭載した機体が飛び出す。
すると、伊401の主砲が14cmレールガンではなくなっている。
「狙撃型で出力調整・・・ここだ!」
雷鳴が陽電子砲を放つ。
そうして伊401は一透が作った徹甲榴弾を発射し、大和が開けた穴に撃ち込み頭を吹き飛ばして戦闘が終了する。
「さて、ドイツへの旅行へ行くぞ・・・!」
既に時計の針は朝の4時を示していた。
涼達が筑波に来た時はまだ朝の5時だったはずだ。
「もう1日経っていたのか・・・」
「しかしどうやってドイツに行く。SR-71でもまぁまぁかかるぞ」
「ワープホールがあるだろう。」
ただ、蓮也と零夜は居ない。
「俺の能力で行くぞ。大丈夫。ただ・・・な。」
『一透達も行くぞ。』
『了解した。』
そうしてワープホールが展開される。
「戦線は刻一刻と変わっている。急ぐぞ!」
そうして全員がワープホールへ走っていくのであった。
無人の状態の雷鳴を残して。※後で回収されました。
最近思うんです。
一透が超兵器出すときの便利役になっていることに。
まぁ、一透くんにはまだまだ頑張ってもらいますけど。
一透「え。」




