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それは家業

悪い漢なのかもしれない。


俺は!


また新しい街で冒険をする!。


俺は本職は「盗賊」だ!

それも。「ローグ」ときてるぜ!蛮勇!。

「シーフ」なんてのは優しい名だぜ。


くくっ、ヤル時には迷わずになぁ!グサッと。

俺は、それで此処まで生きてきた。

先には死なない。


大原則の「鉄則」だ。


俺の表向きの職業はなぁ。

鑑定されると「斥候」と出るんだ。

「斥候」なんて柄じゃないと。

何時も言い訳だ。

疑われない為の小ネタさ。

だから。

「ハンター」で通してる。


他人と組んで仕事をすると。

大抵の奴はそんな職業は知らねえとか。

言われるけどな。


俺は「ハンター」で冒険者だ。


手先が器用で。

宝箱の鍵も開けるぞ。

くくっ。

迷宮の罠も良く見つけるぜ。



俺の様な有能な冒険者は。

中々居ないぜ。

なあ?。



俺の秘密を少しばらすと。

左手の中指に嵌めた魔道具。

鈍く光る銅色の指輪。

迷宮の深い階層で。

小さな宝箱から出た指輪だ。


自分の限界まで潜った先で。

見つけた。

1人で潜って辿り着いた先の宝箱。

そいつには。

罠がしっかり掛かってやがった!。

何とか罠を解除して。

宝箱から見つけ出した指輪だ。


俺の身分の偽装は。

全てこいつのお陰だぜ。


宝箱の罠を解除してから。

そっと出してやろうと。

右手の指で摘まむと情報が。

俺の頭に浮かんだんだ。


こいつは。

「無名の指輪」ってやつでなぁ。


俺が。

他人や魔道具に鑑定されても。

この「指輪」に記憶させた答えが出るんだ。

俺が「ハンター」と記憶させれば。


俺はただの「ハンター」だと答えが出る。


スゲー代物だろ?。


指輪自体にも。

「表示替」という機能がある。

保持者の意思で、「名」と「機能」が変えられる。

此奴の鑑定される情報が変わるのさ。

有り得ね~だろ。


そんな代物が俺の指に嵌ってるんだ!。

今の指輪は。

唯の魔道具で「器用の指輪」だ。

ハンターに合うだろ。


今、馬車が向かってる。


あそこの町の近くにも迷宮が有る。

それも2つだ。


だから俺はここに来たのさ。


町には。

冒険者が大勢いるだろう?。

だから。

魔道具の御宝が眠ってるのさ。

町中の商家の屋敷の奥に!。


まだ。

迷宮にも限りなく眠ってる。

宝箱の中!。

魔物の中!。


迷宮は金を生む。

迷宮探索には俺の能力が生きる。

楽しみだ。



ついでになぁ。

街の中でも。

一仕事。二仕事するのさ。



ここの太守は。

タップリ貯め込んでるだろう?

仕事に貴賤は選ばない。

俺は「ローグ」。

盗賊だからな。


御宝が有りそうだと思ったら。

仕事が楽しみで腕が鳴る。

止められないぜ!。



 ああ。

 街につくのが楽しみだ!。






男の名前は、まだ。

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