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3分で分かる生成AI問題(短縮テキスト版)

作者: 鳥皿鳥助

細かい説明はあらすじ、細かい内容は作品詳細からあらすじを見て下さい。

動画版→https://www.nicovideo.jp/watch/sm42917185

【はじめに】

学習段階と利用段階は分けて考える必要があると言われています。

それと同様に、権利に対する問題と環境に対する問題でも別けて考えるべきではないでしょうか。

今回のテキストは、そんな観点で生成AIの問題をまとめてみた感じです。

ほぼ同じ内容を3分の動画にしたりもしてるので、時間が無い人もある人も良かったら見てってね。




【学習段階】

まず学習段階について。

ここでは無断学習が大きな問題となります。

著作権法第三十条の四を根拠に合法であると言われていますが、一先ず疑問点モリモリな事だけは覚えて行って下さい。

細かい所は詳細版の方に書いておきます。


が、今はまず無断学習が何故問題なのかと言うお話。

生成AIは取り込んだ画像の量が多すぎるので、著作者が自身の作品に辿り着けない状態にあります。

それは端的に言うなら“著作権ロンダリング”と表現出来ます。

対して親告罪の著作権法ではこの段階に対してほとんど対処が出来ません。


それは文化の衰退に繋がりかねない状態だと思いませんか?

どうして容認されているのですか?

何で金稼ぎに著作権ロンダリングシステムが使えるんですか?


……と、まぁ疑問は尽きない訳です。

一応は現行法上でも対処出来るらしいとは聞きはしますが、結局は現実的な手段では無いので何だかなぁとはなりますね。



【利用段階】

次に利用段階。

ここはAI生成物の氾濫が一番の問題だと思います。

利用に際してかなりの低コストで生成物が出てくるから、悪用されてる今があるのではという。


そういう視点で見てると『今の生成AIの在り方』では無く『生成AIの存在自体』に問題があるので、学習段階のどうこうはあまり関係が無かったりもします。


ちなみに『AI生成物が著作物かどうか』という議論もあるようですが、法律的な条件を満たさないので現状はほぼ無視で大丈夫だと思います。




【環境問題】

最後に環境問題について。

これまでの2項目を統合すると、次のような問題が見えて来ると思います。


・市場と文化の崩壊

・後進育成の破断

・フェイク情報の増加


詳細は省きますが、前2つが人離れの懸念。

最後のフェイク情報云々が社会問題に関わる感じです。

こうやって整理していくと、中々に大きな問題だな~って思えますよね。


それとフェイク系についての追加部分。

ここに限っては、個人が大した知識も無く作れるようになってしまった……と言う状況に問題の根本があると思います。

手軽が過ぎて誰でも虚偽の情報を流せるようになってしまったと言う事は、手元に届く情報の全てが偽である可能性も疑わなければならないという事に他ならないからです。

更には信頼問題経由で市場の存続にも影響するので、依頼を受発注する双方に影響が出る事でしょう。

と言うか、潜在レベルなら既に出てるんですよね。

これが権利制限規定の例外でなくて何だと言うのでしょう。



【対処方法】

さてさて。

ここまで状況がヤバいとお話してきましたが。


じゃあ対処はどうするの?


って話になると思います。

まず誰にでも出来るのは、生成AIを使わないこと。

これは個人単位が海外からの訴訟リスクを回避する為でもあり、集団単位で『なし崩し的に受け入れた』という構図を絶対に回避する為でもあります。


次に生成AIについて軽くでも調べて状況を知り、一人でも多くの人に伝達すること。

何だかんだ人の力って集めると馬鹿に出来ないので、この投稿を拡散するでも何でも良いので動いて貰えるとみんなが助かります。

23年の10月付近であれば政府がパブコメ集めてたりって事もあるので、その辺で思った事を書き出しておくのも重要です。


自信が無かったり出来ない事もあるとは思いますが、出来ないなりに出来る事を探して出来る限りの行動をしましょうね。




【最後に】

と言った辺りで、今回はここまで。

動画の方もでしたが、今回のシリーズでは問題点を可能な限りコンパクトにまとめた結果、絵師さんの被害状況等については一切触れていません。

学習データに実在人物の写真が含まれてるって辺りも同じなんですが、こっちに限っては肖像権辺りの権利がかなり複雑に絡んで来るから触れなかった事情もあります。


なので、ここまで読んで来られた方は、まずその辺りを調べる所から初めるのが良いと思います。


ではでは、今回のお話はここまで。

皆様に良き創作ライフがあらんことを。

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