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桜と君と僕と。
次回の投稿は、11時ごろになると思います。遅れた場合はすみません。なお、次回予告は、あとがきに書いてあります。
桜と君と僕と。
全て
…全て分かっていた。
僕の命がそう長くもたない事も…。
君とこうして
桜を見られるのは
あと何回だろうか?
もしかしたら
これが最後の桜かもしれない。
それでもいい。
君とこうして
一緒に居られた時間が、
君に出会えた事が
僕の幸せだったから。
僕の体が
ゆったりと
傾いていく。
桜の花と一緒に
儚く
僕の命は
散った。
君への思いだけを
残してー…。
次回は、『白い道化と愚かな道化』です。