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夜襲を開始

 今日はルーボの処刑予定日前日である。

 本当にルーボが処刑されるとは思えないけど,捕らわれの兵士とその家族が心配だ。

 だから私たちは今日の夜,イールを襲撃する。


 夕方になり,私たちはパスを出発した。

 ゴロゴロゴロと車輪の転がる音が聞こえる。

 今まで馬車に乗っていてこんなに周りの音がこんなにも聞こえることは無かった。


「慣れたからなのか,緊張からなのか」


 どちらにしても,イール襲撃の前に調子が悪くないのはいいことだ。

 ぐらんぐらんと車体は揺れるけど,頭は冴えている。

 イールに近付くにつれ空の色が鮮やかな赤色から深い黒色に変わって行く。


 しばらくして,イール近郊にたどり着いた。


「あのときテントを使わなくてよかった」


 移民がたくさん来たとき,カバリーロに止められてテントを使わなかった。

 そのおかげで私たちはテントの設営をし,休憩を取ることができるのだ。

 移動の疲れを癒すにもテントの有る無しは大きい。


 そんなテントの恩恵を受けつつ,夜が更けるのを待った。

 徐々に暗くなっていき,私たちがたどり着いて一時間も経つと辺りは完全に闇に包まれた。


「それじゃあ皆,よろしく」


 私達は()()()()()()を開始した。


 夜間の見張りは居なく,門の守りも最低限だったため,あっという間に街の中に入ることに成功した。

 その後,兵士の家族を次々に街の外に連れ出していった。

 中には痛めつけられて怪我をしている人もいたが,応急処置をして対応をした。


「待ち伏せされてなくてよかった」


 この時間にグリード達が街中に居ないことは知っていたけど,少し不安に思っていた。

 自分の判断でまた傷付く人が出てしまうかもしれないと思って...

 でも無事こちらの兵士は誰一人怪我をすることが無かった。


「あとは屋敷にある牢屋だけだな」


 捕らわれの兵士以外はすべてを救うことが出来た。

 彼らにはお腹に優しい粥を作って渡した。

 よほどお腹がすいていたのか,涙ながらに食べている子供もいた。


「グリード,許さない」


 決意を胸に敵がいるであろう屋敷へ私たちは歩みを進めた。

 グリード達はまだこの事態に気が付いてないだろう。

 これにはこちらが夜襲をしているからというのもあるだろうが...


「さぁ,行くぞ」


 私たちは屋敷に向かって歩みを進めた。

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皆様,お読みいただきありがとうございます。

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