表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

82/89

打ち合わせ

 パスに戻った私は兵士を集め,そして皆に頭を下げた。

 ただただ皆を危険にさせてしまうことを申し訳なく思って。

 馬車の気持ち悪さとかどうでも良かった。


「クローノ様,貴族が簡単に頭を下げてはいけません」


 カバリーロに叱責された。


「だけど身内のせいでこんなことになっているんだから」


「クローノ様は何か悪いのですか。例えば,アンジュが何か悪いことをしたならば,私に親として責任がありましょう。でもクローノ様とルーボ様...いやルーボはそんな関係ですか」


「違うけど...でもみんなを危険にさらすなんて」


 私がそう言うと...


「兵士が危険を怖がってどうするんですか」


「こういうときのために訓練をしているんです」


「クローノ様,我々をもっと頼ってください」


 兵士の皆からそう言われた。


「第一,クローノ様が単騎で乗り込むのだって,誰も納得してなかったんですよ」


「クローノ様が「命令だ」なんて言うから」


「仕える主を危険に晒すなんて,我々はどうかしていた」


 パンパンとカバリーロが手を叩く。


「無駄話はそこまでだ。これからの話をしよう」


「皆...恩に着る」


 私は頭を下げずにそう言った。


 そして,イール襲撃の作戦について話し合った。


「...という訳だ。夜に敵を襲うのは不文律を犯すことになるけど皆よろしく頼む」


 イールの現状を伝え,門の制圧,人質の解放を頼んだ。

 そして,そのままの勢いで我々は屋敷まで制圧する。

 この世界では夜は停戦をするというのが当たり前だ。

 でもこちらの被害を少なくするためにそのルールを破らせてもらう。


「さぁ,今日はゆっくり休んでくれ」


 こうして,我々はイール襲撃の打ち合わせを終えた。


「ふぅ...キモい...」


 いろいろな緊張が途切れたためか,馬車移動の気持ち悪さが込み上げてきた。


「うぅ...全てが終わったらまず道を整備してやる」


よろしければ「ブックマーク」や広告の下にある「評価☆☆☆☆☆」を押していただけると幸いです。

また,感想等もお待ちしております。感想を頂けると大変うれしいです。

皆様,お読みいただきありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ