表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

80/89

何も言えなかった

 なんとか沼を抜けた私はカバリーロにイールの街の状況について説明した。


「ということは監禁されている人を何とかするのが最優先ですね。それにしてもルーボ様がグリードと繋がっているとは...」


 カバリーロは戸惑った顔を見せてそう言った。

 ルーボを処刑するっていう理由でグリードに呼び出されたのに,そのグリードとルーボが繋がっているって言われたら誰だってこうなるよね。


「クローノ様,その話は確かなんですね」


「あぁ,確かに私を捕まえたら兄上から褒美がもらえるって兵士たちが言っていたんだ」


 少し無言の時間が流れる。

 カバリーロはまだ納得してなさそうだ。


「それにグリードが隠し通路を知っていたっていうのだって,ルーボとつながっているんなら知っていても何もおかしくないし」


「ルーボ様が繋がっている...」


 カバリーロは混乱しているようだ。

 自分が兵士長として守ってきた一族の一人がこんなことを仕出かしたと知ったら,こうもなるか。

 顔がぐにゅうと曲がっているように見える。


「カバリーロ...」


 とりあえずこれ以上の死人を出さないようにと言いだそうとした。

 でも私は何も言えなかった。

 あのカバリーロが泣いていたから。

よろしければ「ブックマーク」や広告の下にある「評価☆☆☆☆☆」を押していただけると幸いです。

また,感想等もお待ちしております。感想を頂けると大変うれしいです。

皆様,お読みいただきありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ