表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

77/89

古びた家

 領都イールはなかなか広い。

 今までは馬車で通り過ぎたことしかなかったけど,その広さに疲れてしまった。

 歩くのが疲れたのもあるけど, 先ほど拝借した靴があっていないのもある。


「靴はいざというときのために大事だよね」


 私はもう一度空き家を探して,私に合う靴が無いかを探し始めた。

 八歳児に丁度いい子供用靴がそう簡単に見つかるわけも無く,慎重に空き家であることを確認して,次々に侵入を繰り返していった。


 大通りから少し外れたところに古びた家があった。

 全く物音もしないし,空き家かと思って侵入すると,手足口を縛られた人が転がっていた。

 空き家だと思ったのに空き家じゃなかった。

 とりあえず口を解放する。


「あなたは誰?」


「私はクローノ・アリストクラートだ」


 急に聞かれたため,とっさに本名を伝えてしまった。

 よくある「名前を聞く前に名前を名乗るべきじゃないのか」とか言って誤魔化せばよかった。

 彼女らがグリードの手先だったらヤバいよね。

 まぁ,拘束されているからそんなことはなさそうだけど。


「君たちは?」


「私はジェナ。こっちは娘のフィーリア。私たちは人質として捕らえられているの」


「パパが!!パパが!!」


 娘が大きな声を出した。

 静寂の街にこの声は拙い。

 口に手を当て,「しー」ってするけど全然止まらない。

 アンジュだったら言うことを聞いてくれるのに。


よろしければ「ブックマーク」や広告の下にある「評価☆☆☆☆☆」を押していただけると幸いです。

また,感想等もお待ちしております。感想を頂けると大変うれしいです。

皆様,お読みいただきありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ