時間が解決
イールを取り戻すためにパスなど周辺の兵士たちをイールに突入させるほど馬鹿らしいことは無い。
何時,他の貴族に攻められるか分からないのだ。
それなのに内乱なんてやっている場合ではない。
グリードをどうにかすればと思っていたけど,ルーボもとなると話は単純じゃない。
それに味方と当てにしている兵士は家族を人質に取られているのだ。
簡単に味方になってくれるとは限らない。
ここでの正解は何なんだろうか。
父上と合流するのが最善に思えるが,兵士たちが処刑されるという未来がきてしまう可能性が高い。
我が身可愛さのために見て見ぬ振りをした付けでこんなにも苦しめられるとは思わなかった。
それにしても勝ちの条件が分からない。
私は屋敷にこのまま行くべきなのか。
「いや,行こう」
消極的になったから事態が悪化したのだ。
ここで消極的になったら,もっと事態が悪化する気がする。
私は屋敷に向かうことに決めた。
決めたはいいものの,子供問題が解決したわけじゃない。
それに,この腐った匂いが移ってしまった服もなんとかしないといけない。
どうにかして街中を通り抜ける方法はないだろうか。
着替える服も無く,子供だと即通報...
空を飛ぶことはできないし,穴を掘って屋敷まで行くにも距離がありすぎる。
屋根を飛んでいく脚力も無い。
「本当,私って無力だな。街づくりをしていて何でもできる気になっていたよ。街をつくっているのは私以外の皆なのに」
悩んでいるだけで時間が経ち,夜になってしまった。
優柔不断だなって自分自身で思っていたけど,時間が解決してくれた。
なんと夜になると街から人がいなくなったのだ。
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