目が合った気が
兵士たちはスラムの中心に向かっていったので,私もそちらへ向かう。
道の真ん中を歩いていくと見つかる可能性が高いので隅の方を歩いていく。
「歩き難いな...」
スラムはもともとゴミやらが落ちている。
さらに再開発をしていた名残か,所々建物が壊れて瓦礫が散らばっていたりする。
足元に注意しながら追いかけていかなければならない。
隠れながら追跡するということをしたことが無いので,兵士たちとはかなりの距離を開けている。
そのため会話が聞けない。
しかもスラムの嫌な匂いのためか兵士の歩く速度が速い。
兵士たちとの距離がどんどん広がっていく。
「あっ...曲がっちゃう」
兵士たちが曲がり角を曲がる。
これ慌てて追いかけたら絶対見つかるパターンだよな。
「見つかるのが最悪手だからちょっと回り道をするか」
私は一本外の道に回り,二人が曲がった道へ急いだ。
二人が曲がった方を覗き見るがもう二人はいない。
どうやら見失ったようだ。
そう思い道の真ん中に出ようとしたとき,兵士たちは戻ってきたのかこちらを向いていて,二人のうちの一人と目が合った気がした。
私はとっさに身を隠し,近くの建物の中に入った。
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