放置することに
「グリード,攻めてこないね」
「イールを押さえておけばと思っているのでしょう」
グリードがいつパスを攻めてくるかドキドキしてるんだけど,一向に来ない。
カバリーロが言うように,イールを押さえておけばこちらが弱ると思っているのだろう。
実際,パスはイールから来る商人と取引をしていたから間違っているとは言えないけど...
「最近はパスだけで経済を回せるようになってきたからあんまり困らないんだけどね」
「こちらが降伏すると思っているのでしょう」
確かにずっとイールを取られていたらそんなことも考えないといけなくなってくるけど...
「でも,もうすぐ父上,帰ってくるよね」
「もう少しで一月ほど経ちますから帰ってくるかと。アドン様にはこの近衛部隊が就いておりますから,イールの奪還はすぐに終わるかと思います」
父上が帰ってきたら,イールは一瞬で奪還されるはずである。
イールには領主と一部の人しか知らないちょっとした秘密があるのだ。
「とにかく私たちはパスを発展させることに注力しておけばいいか」
私はグリードの反乱は放置することに決めた。
父上任せにしたのだ。
この判断があんな未来につながるとは知らずに。
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