人材の有効活用
無理やり話を切り替える。
「フィーソとズレル,兵士になりたいという志願者を集めておいて」
「はい」
こういう場を経験したことが無いのか,フィーソは私の命令に震えながら答えていた。
なんか勘違いしてそうだな。
「別に無理に徴兵する気はないから,やりたいかやりたくないか聞いて,それをまとめるだけでいいからね」
一応念押ししておいた。
そして...
「ズレル,聞いてる」
「は...はい」
絶対に聞いてなかっただろ。
まぁ,いいや。
「よろしくね」
「な...何がですか」
ここでアホを晒すのがズレルクオリティだよね。
あ...カバリーロが怒ってる。
こんな間近で説教モードも嫌だし...
「兵士になりたい人がいるかどうか聞いてまとめといてね。よろしく」
もう一度伝えなおし,兵士集めの話を打ち切る。
次は学校の話。
「アマーマとワラーア,今の仕事に余裕があるそうだね」
「はい,そうですね」
「ほとんどクロ様がやられますから」
正直,お金の管理や報告書なんかは私とラヴォーロでできるし,紙のお金は完全にラヴォーロに任せてるから,ほとんど文官の仕事が無いんだよね。
だから簡単な雑事しかこの双子には任していない。
産業を初めて一年も経ってないから税金も集めてないし,税金集めが始まったら新たに文官が追加されることが決まっている。
この双子は完全に余っている人材と化してしまっている。
だから...
「学校を作るから簡単な計算と読み書きを教えてあげて」
この世界は平民の識字率が低い。
今後において,産業を発展させてくにも最低限の勉強が出来た方が良いに決まっている。
だから学校を作り,パスの住民には読み書き計算を最低限覚えてもらう。
この双子にはその先生になってもらうことにしたのだ。
余っている人材の有効活用できるから最高だよね。
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