区域分け
この世界にはいわゆる魔物は存在していない。
でも猛獣とかはいっぱいいるので,街では城壁を作るのが普通なんだ。
まぁ,パス周辺はほとんど猛獣がいないんで,軽く柵で囲まれている程度だけどね。
パスは山に囲まれているので,それが天然の壁になっているんだろうなって思ったりもする。
それはさておき,紙のお金を作り始めたし,後々の工業化を見据えて工業地帯を作りたいんだよなぁ。
紙のお金は仮拠点にてごまかしごまかしで作っているし。
「パスはまだまだ使ってない土地があるのでどこに作ろうかなぁ...」
下の港町全体を商業区域にするって決めているから,高台のどこかにつくりたいと思うのだけど,どうせなら居住区域や行政区域,農業区域とかも決めときたいなぁ。
「とりあえずパスは真ん中に川が流れているんだけど...」
下の港町ではいろんなところに川に橋が架かってるので全体を整備してあるが,パスの北西に領都イールがあるので,高台においては西側が整備されている。
しかも,高台には橋が一か所だけしか作られていない。
というのも,その橋は街を囲う柵を作るときのために作った作業用の物で,それ以来高台に新たな橋は作られていないのだ。
このため,高台の東側に行くにはその橋を通るか,港町まで降りてから高台に上るかの二通りしかなく,だいぶ面倒くさいこととなっている。
結果として,現時点で街の東側の高台はフリースペースである。
「とりあえず,西側は仮拠点があって実質的に居住区域になってるから,そのままでいいかな。そうすると,東側の高台のフリースペースに行政区域として,役所とか換金施設を作り直そう。あぁ,橋をあとニ本か三本架けて行き来も楽にしたいな」
造っちゃった換金施設は支所にすればいいや。
前世の経験だけど,銀行が身近にあるって最高だったからね。
次に工業地帯だけど,あまり見られたくないものだし,イールとは反対の高台の南東にでも作ろうかな。
それか柵を拡張して下水処理施設に近いところに作ってもいいかもしれないな。
でも臭いかなぁ...
まぁ,これは作業員のトップのナガルと文官のラヴォーロにも相談して具体的に詰めよう。
あとは農業地帯だけど,畑は柵の外の川沿いにあるということで...
「柵の外側を農業地帯にしちゃえばいい感じかな」
これで居行農工商の全ての区域分けが決まった。
「ふぅ...パスの街の区域分けの案はこれでいい感じにまとまったな」
正式決定はみんなで議論してからだけど,基本的には一番権限を与えられているのは私なので,相当無茶な案でない限り,私の制作した案は通る。
「それにしたって決めなきゃいけないことが多いのは自由な反面ちょっと疲れるなぁ...」
こうして,区域分けの案を作り上げたクローノは達成感を得つつも,日本知識を理解できるブレーンみたいな人が欲しいなとも思ったのであった。
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