おままどこ...おままごと
どうせ王国は混乱してるし,「偽造硬貨でも作ろうかな」なんて考えたんだけど,みんなに止められた。
今さら王国からの圧力は掛からないみたいだけど,商人からの信用度がガタ落ちして,ヤバいらしい。
「クロ君,遊ぼ」
アンジュとの時間は心のオアシスだよ。
遊んでいる時が唯一,困っていることから目を逸らせる時間だからね。
「なにをするか決めた?」
最近,お仕事の方に頭を使っているので,何で遊ぶかは全部アンジュに決めてもらっている。
「おままどこ!!」
「あぁ,おままご...おままどこ?」
「そう,おままどこ!!」
おままごとは聞いたことあるけど,おままどこって何ですの。
そう思っていたらアンジュが解説してくれた。
「おままを隠して先に見つけた方が勝ちなの」
おままどこは宝探しの対戦ゲームみたいなものだった。
この世界ではおまま,つまり食べ物が超大切だから,宝探し改めおまま探しになるのね。
なんて勝手に納得しておいた。
それにしても...
「アンジュごめん。疲れているから体動かすのじゃない遊びが良い」
「分かった...」
アンジュが悲しげにしている。
どんだけやりたかったんだよ,おままどこを。
それにしても,おままどこはおままを探すために歩き回らなきゃならない。
おままどこをすれば,頭も疲れているのに体も疲れることとなるんだよね。
今は疲れ切っているから,できるだけ頭も体も疲れない楽な遊びがしたいんだ。
「ごめんね,アンジュ。今,疲れてるから,楽にできる遊びにしてほしいよ」
申し訳ないけど,アンジュには何をやるか考えなおしてもらう。
その間に私はちょっと休憩。
数分後...
「じゃあ,おままごとしよ」
「え...おままどこはさっきダメって...」
「クロ君,おままどこじゃなくておままごと」
アンジュよ...君の父親の影響なのか。
君まで親父ギャグに染まらなくてもいいのに。
そんなことを考えつつ,私たちはおままどこ...おままごとをすることになった。
ややこしいな,もう!!
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