おっかねぇ
冬を越え,春となり,私とアンジュは八歳になった。
漁業と農業の二大産業が上手くいっているおかげで,港付近に多くの商店が店を出し始めたし,パスの街は活発な雰囲気となってきている。
「クロ君,毎日ベランダでニヨニヨしてるよね」
はい,自分が構想した街が出来上がってくのが至福なんです。
毎日,高台にあるベランダから眼下に広がるパスの街を眺めているんだよね。
「アンジュもこっちに来なよ」
「高いの嫌!!」
アンジュは高いところが苦手なようだ。
そのためにか,私がベランダでニヨニヨしているのを気持悪がっているようだ。
「クローノ様,少しいいですか」
パスの街を眺めていたら文官の一人ラヴォーロが部屋に入ってきた。
「どうしたの,ラヴォーロ」
話を聞くと,どうやらおっかねぇ話だった。
「それはおっかねぇですね...」
「はい,お金がないです」
......親父ギャグを言ってしまって,ごめんなさい。
カバリーロに影響受けちゃったんですかね。
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