不思議な気持ち
「パスですか...いい名前ですね。交易の拠点になってほしいという願いを込めたんですね。作業員の皆には伝えておきます」
街づくりの専門家で作業員のトップであるナガルに新しい街の名前を伝えた。
パスを違う意味に捉えられるというすれ違いがあったが訂正するほどではないだろう。
新しい街にたどり着き,名前はパスと決まり,宴会となった。
開拓村ではあるが,領都イールから三時間の距離で,領主の息子もいるからと行商が来てくれることとなっているため,食料を心配しなくてもいいのだ。
そのため,宴会ができる。
まぁ,行商がきてくれる理由として,港が出来れば三時間で領都に着くので新鮮な魚を領都に仕入れ易くなるという裏事情があったりもする。
今のところ,鮮魚をポルトからイールに運ぶには馬車に生簀を作って生きたまま運ぶしかないのだ。
これは大変に費用が掛かるので,あまり行われていない。
冷凍技術がないこの世界では,鮮魚を長距離運ぶことは困難なのだ。
それはともかく宴会です。
いつものように貴族の私を仲間外れにしようとしたので,懇切丁寧に作業員の方々に説明した。
それにしても,まだ漁業を始めていませんから,料理はお肉メイン。
ポルトでのことを思うと不思議な気持ちになる。
「海にいるのに魚じゃないって...」
私は魚が好きなので少し残念な気がします。
早く港を作って,漁師を呼んで漁業を開始したいなぁ。
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