デジャブ
なんということでしょう。
凸凹している道。
衝撃を和らげない馬車。
硬い椅子。
馬車に乗り始めてまだ一日目ですが,思いっきり酔いました。
唯一の救いはクッションですが,雀の涙もいいところ。
領都イールの中は石畳だったので,まだよかったものの,外は...
「はい。デジャブです」
「クロ君,大丈夫?」
私は早々にダウンした。
何回乗っても慣れないもので,今回はポルト行きの道よりもさらにガタガタなので最悪である。
「クローノ様,新しい街の場所までもうすぐですので頑張ってください」
唯一救いなのがポルトよりも遠くないということである。
イールからポルトへ行くには半日ほどかかるが,新しい街の予定地には三時間ほどで着くらしい。
父上曰く,新しい街では私がトップになれるらしいし,日本技術をふんだん取り入れようと思う。
特に道づくりは絶対にするし,馬車も改良してやる。
そう決意をしながら馬車の揺れに耐えるのであった。
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