出発前にパーティー
私達はポルトの反対側にある場所へ向かうこととなった。
そのため,一度領都のイールに戻ることとなる。
今日はポルト出発前にお別れパーティーを開いてくれることになった。
「今日は私たちのためにこのようなパーティーを開いていただきありがとうございます。半年前にここにきてから皆さんには本当にお世話になりました。また私たちがポルトに戻ってくるときにはよろしくお願いします。今日は楽しんでいってください。それではカンパイ!!」
私の挨拶でパーティーが始まった。
スルガーを中心としたポルトの屋敷の人や警備の人,町長のグリードを中心とする文官の人が参加した。
パーティーではいろんな人が挨拶に来るが,ポルトには半年しか滞在してないので知らない人がほとんどだ。
まぁ,私が領主の息子なので,将来,文官の偉い人になるかもしれないと思って,顔つなぎをしたいのだろう。
色々な人の話を聞いたが,時間が経ち,落ち着いてきた。
「疲れたよ...」
私は会場を少し抜け出し,屋敷のベランダへ向かった。
ベランダにはグリードとそのお付きの人がいた。
「グリード様,領主の息子を傀儡にする計画はいいのですか?」
「良くないに決まっているだろ。もうすぐ新しい時代が来るのだよ。私はアイツを使ってこの領地を奪い取ろうと考えていたんだ。それがまさか新しい街づくりをさせに行くなんて...」
「あれはグリード様が仕組んだことじゃないんですか?時が来たときにアリストクラート領を牛耳るために」
「何を言っているんだ。ここには......」
ここにいては拙いと思い,私は急いでパーティー会場に戻った。
ヤバい話を聞いてしまった。
心臓がバクバクする。
グリードが乗っ取りを企んでいる?
楽しかったはずのパーティーなのに,不安が私を支配した。
よろしければ「ブックマーク」や広告の下にある「評価☆☆☆☆☆」を押していただけると幸いです。
また,感想等もお待ちしております。感想を頂けると大変うれしいです。
皆様,お読みいただきありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。




