許可する
「では見せてください」
二週間がたち,課題を見せることになった。
三つもの案を出すなんて思っていなかったのか,グリードはとても驚いている。
計画案をまとめた紙をじっくり見ながら,「うーん」とか「これは!!」とか言っている。
全てを見終わったあと,グリードは顔を上げた。
「ポルトとイールを参考にした案は置いておいて,この三つ目の案は素晴らしいですね」
新しい案への食いつきが凄かった。
「これはどのように思いついたんですか?」
「これはね,漁師のおじさんとか,いろんな人に聞いたんだよね」
「そうなんだ。使いづらいところを聞いて,それを取り入れてみたんだ」
この課題が出されたとき,私たちはいろんな人に聞いてみたんだ。
どんな港が便利なのかとか,街で困っていることとか色々。
そもそも街づくりなんて何にも知らないから,聞くしかないんだけどね。
「ぜひポルトにも取り入れたいところですが,無理ですね。全て造り直さないといけなくなりますから」
どうやらグリードは新しい案を相当気に入ったらしい。
「本当にほれぼれする案ですね。こうなると実際に造りたいものです。領主のアドン様に掛け合ってみますか」
グリードはとんでもないことを言いだした。
数日後...
私の父,アドンから「許可する」との手紙が届いた。
そこには,責任者としてクローノ・アリストクラートが指揮するようにと書いてあった。
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