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07


「ずっと不思議だったんだよね。私、この一ヶ月のマナが今までと違う感じがしてたの。ううん、5年間マナは違和感だらけだった。でもこの5年間と最近の一ヶ月はまた違うっていうか何ていうか、えぇと、あの、」

「はいはい、おちけつおちけつ」

「下品!」



おぉ良い反応や。

うんよし、落ち着いたな。



てか下ネタは言ってなんぼじゃ!

つかリークだって言ったことあんだろ?

こんくれぇ男なら平気だろーに。



ん?

いや、まて。

待て待て、俺。



なんで俺リークに疑われてんの?

なんか変なことしたか俺?



まぁマナの元の性格知らねぇからな、直すこたぁ出来ねぇが。




素性が知れねぇのは、むしろコイツだろ。




「俺にとっちゃ、俺よりおまえの方が妙なんだが」

「私? どこがよ」

「箸の存在と、おまえの知識?」

「それは、偶然……」

「偶然、どこで知ったんだよ」

「言ったって信じないでしょ?」

「あん?俺ぁ大概のこたぁ信じるぜ。例え神様関係だろうとさ」

「……っ!」



ピクッ



リークの体が、おもいっきり跳ねた。



俺が、神って言ったから?






まさか、リークは。

本当に。






(――いせか……)






「私、本当はっ!……女、なの……!!」

「ってアホかーーー!!!!!」




緊張して損したわっ!



アレだろ、心は乙女ってヤツだろ!?

そんなん初めっから知っとるわっっ!!!



つーか、なんでそんな勿体ぶった?



「な、なによ! 私の決死の告白をアホだなんて!!」

「うっせ、箸だの米料理だの知ってんなら日本人ですくらい言いやがれ!」

「え」

「そんなタメっから凄いこと言うんだと勝手に期待したわ!」

「ちょ、ちょっと」

「なんで神様で反応しとんだ、おのれは~~!!」

「待ってってば!!」





「なんで分かったの!?」

「だからもっと別っ……………………はい?」






ナンデワカッタノ?






何が?

神様?

心は乙女?




…………にほん、じん?





「私ね、日本人でね、女だったんだけどね、死んだとき神様が来てね、この世界に男として生まれ変わらせやがったんだよ!」

「情報多!!」




理解が追い付かねぇよ!




興奮しながら話すリーク。

最後口調変わってね?



つーかマジで女だったんか……。

それが一番驚いた。




てか、さ。

ここでもやっぱり、神様出てくんのか。




ラルミネ王国物語。




プレイしてた時は気にもしてなかったのに。

この世界は、神達との関係が深い。



ああ、だから。

神の力が得られないカノン――主人公の存在が、アイツラには辛いのか。




「で、マナも日本人なの?」

「ああ…………ん?」

「やっぱり!」

「いやいや! 今のナシ!」

「聞きまセーン」



ちょっと待て!!

なんでバレた!?



「なんで分かったん!?」

「え、だって"日本人″なんて、ここの人だったらそんな単語すら出なくない?」

「…………確かに!!!」



迂闊に発言し過ぎだろ俺!

相手が同郷で良かった……。



「あの、ね」

「うん?」



ガッカリしつつも納得してると、リークがおずおずと話しかけてきた。


おまえ、さっきのテンションどした?



「マナは、どうなったの?」

「マナ? って、俺?」

「じゃなくて、私が小さい頃から一緒にいた"マナ″よ。初めから日本人って感じじゃなかったし、途中から入れ替わったんでしょ?」

「あー……うん、なんて言うかな……」



どう言えばいいんかな。



確かに、俺は以前のマナとは違う。

死んだマナに入り込んだ、他人だ。



死んだと。

言ってもいいのか?



身体はマナの物だ。

心、精神はどうだ?


今は俺が主人格だけど、他のヤツが入ったとき一ヶ月で強制退去させられたらしいからな。

マナの精神が残っていない、とは言いきれない。



そんな状態で死んだと言って良いのか。

つーかマナの身体でマナが死んだって言ったところで、信じんのか。


それに。

幼なじみの死を、簡単に受け入れられるのか。





――俺が言い淀んでいると、リークは苦笑して、言った。




「大丈夫、覚悟は出来てる」

「ん、そっか」



リークの目に嘘はない。

だから、本当に大丈夫なんだろう。





「聞いた話もあるからな、俺も整理しながら話すよ」







5年前。


暴漢――これも神のせいか。そいつに教われたカノンとマナ。

そしてマナが刺されて……ああそうか、リークは神の光を見たって言ってたな。見れたのは、もともと神の関与があったからか。

で、マナは生死の境を彷徨って。否、この時マナはすでに死んでいた。


それは神の失敗だった。

けれど神は、失敗したじゃ許されない。

だからこそ神が、他の人間をマナに入れた。


けれど。

人格はマナに合わず、一ヶ月で追い出されてはまた見繕って入れる、が繰り返された。



そして。

5年後。

一ヶ月前。




俺が選ばれた。




「俺はこの世界に多少なりとも思い入れがあったから選ばれたんだろうな。つっても残念ながら、知ってる奴らの性別は逆だったけど」

「思い入れ? 私はこっちで生まれ変わったときに初めてラルミネ王国のこと知ったけど、貴方はどこで知ったの?」

「…………ルゲー」

「うん?」

「ギャルゲーだよギャルゲー! クッソ、せっかく女の子達に囲まれるかと思ったのになんで皆して男になってんだよチクショー!!!」

「……うわ」




あーくそっ!

思い出したら腹立ってきた!!



って、リーク!




おまえ、聞いといて引いてんじゃねーーーよ!!!





今月は余裕かありそうなので少しは更新できるかも!


今回の話、なんか説明文みたいだな。

ワチャワチャした感じのが書けるのはもうちょい先になるかな……。


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