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05



「あ、あのね?あのさ、マナ。あの……」

「いや落ち着けよ」




しどろもどろのルミネス。





いや





――――ディアス・エクシード第一王子。






マジか?

と最初若干思ったが、そういえばと思い直す。





そういえば。

ルミネスと呼んでた時のカノン達の反応が微妙だった。



そういえば。

王族専用のプライベートビーチに行けたこと。



そういえば。

初めて会った時、帽子を深く被っていた。




そういえば。

そういえば。

――そういえば。




どんどん思い浮かぶ理由の山に、俺は頭を抱えたくなった。




俺どんだけ鈍かったんだよ!?




「あのさ、マナ。あの……怒ってる?」

「怒ってる。自分のアホさ加減にメチャメチャ腹立ってんよ今」

「え、自分に?俺にじゃないの?」

「お前に?……なんで?」

「だって俺は、マナに自分の素性を隠してたんだよ?黙ってた……いや、騙してたんだ」

「いやいや、そんなん大した問題じゃねぇだろ」




え?

なんだって?




音の出ていない口からそう言う声が聞こえそうなほど、ルミネスの目と口がまん丸くなっていた。




つーか、なんでそんな驚いてんだ?


人間なら誰にだって言いたくないことや隠しておきたいことくらいあんだろーに。



普通だ、普通。



……俺が転生した元男ってのも秘密だしな。

うん、それも普通ふつー!!




「ところで俺ぁお前のことなんて呼んだら良いんだ?ルミネスじゃもう流石に失礼だよな?」

「どっちでも良いよ、マナの好きに呼んでくれて構わない。あ、でも街中とかは基本お忍びで出掛けることが多いから、その時はルミネスの方が嬉しいかな」

「ん、分かった……あ、いや分かりました」

「うわ……口調なんて改めなくていいよ。マナには今まで通り、自然体でいてほしいんだ」

「へ?」



いいのかそれで?

仮にも王子なんだろ?



まぁ俺はその方が楽でいいけど。



了解と返事をすると、ルミ……ディアスはにっこり笑った。



マジでそれでいいんか。

お手軽なヤツだな。




……コイツ、誰かに騙されなきゃいいけど。




「それより、そろそろ帰ろーぜ!キリアスいなくなってっぞ」

「そうだね、送ってくよ」

「要らんわ」

「ダーメ。遅くなっちゃったし、それに……カノンさんに、話したいことがあるんだ」



ん、ついでか。

なら良し!



てかカノンに話?

なんだろ、気になるな。


てか家に話しに来るなんて、コイツ等いつの間にそんな仲良くなったんだ?




まさか、もうソウイウ関係に……!?






ズキッ






ん?

また何か胸が……痛い?



なんだ、胸も成長期とかあるのか?

んー…別に体調に変化があるようにゃ思えんが。


まぁいいや、今日はもう帰ってゆっくりしよーっと。




じゃあよろしく。

とお願いして、ディアスの所有する車に乗せてもらう。


…………なんか忘れてる気がするけど、気のせいだよな?











あー、うん。

理由分かった。


フェリシア家に着いたら、待っていたのはピック。




……買い物忘れてた!!




「おかえりマナ、ちゃんと買ってきたか?」

「悪いピック、すっかり忘れてた!」

「なにーっ!?マナ暫くおやつナシね!」

「えっヤだ!ゴメンって!!!」



必死で謝ってたら、後ろから笑い声が聞こえた。



うるせー、笑うなディアス!

こちとら死活問題なんだよ!!



「わ、ディアス様!?なんでここに、マナと一緒に??」

「こんにちは、ビクトランス。今日はマナを送りがてらカノンさんと話をしようと思ってね」

「ああ、こんにちはです!そうですか、カノンお嬢様に。おいマナ、早く呼んできて!」

「わーってるって」



ピックも王子相手に、敬語とはいえ普通に話してんな。

あれかな、米騒動で二人とも面識あったんかな。




そんなことを考えながら、駆け足で屋敷へと入る。





階段を上がる。

長い廊下を歩く。



一番奥の、陽当たりの良い部屋の前に着く。



扉を、ノックする。





ガチャ





「お帰りなさい、マナ。カノン様と一緒にお茶にしますか?」

「――――――リーク」





カノンの部屋で出迎えてくれたリークに。







俺は、レストランでの出来事を思い出した。









(なんで忘れてたんだ俺!?)









停滞すみません(´・ω・`)

話もあんま進んでない……次かその次くらいには!


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